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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   お知らせ

【2】   家づくり雑記帖 「義務化する省エネルギー基準」

【3】   家づくりのいろは「階段―形―」

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【1】 お知らせ

こんにちは、片付け好きの久保です。今年最初の『木の家を知る・建てる・暮らす』メルマガを開いていただきまして、ありがとうございます。

発刊から160号、隔週で発行をしてきた『木の家を知る・建てる・暮らす』メルマガですが、今年からしばらくの間、月に一度、月刊での発行とさせていただくことといたしました。

昨年の新築住宅着工戸数は91万戸と平成26年の89.2戸から僅かながら増加へと転じ、消費税率8%への引き上げ後の減少から回復したと言われています。しかし、来年には再引き上げが予定されていることからも、これを先行きの明るさと受け止めることは難しいのが実情です。

そんな中で人材の確保も難しい小さな会社故、現在は家づくりをご依頼下さるクライアントにお応えすることを優先すべく、月刊化する決断を致しました。メルマガの記事を書くことは、各人の勉強になっている側面もございますので、これからも暮らしに役に立つ話題を継続配信できればと思っております。これまで同様、ご購読を継続いただけますと嬉しいです。

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【2】       家づくり雑記帖 「 義務化する省エネルギー基準 」
こんにちは設計の田中です。
2012年に、このメルマガで「省エネルギー住宅」について書いた事がありました。当時は、まだ決定していませんでしたが、2020年の東京オリンピックが開催される年に、全ての新築住宅に対して新しい省エネルギー基準が義務化される予定となっています。今日から数回、高まりつつある「省エネルギー住宅」について、書いてみたいと思います。

遡る事、1979年に決定した「省エネ法」により、翌年の1980年から日本で初めて住宅における省エネ基準が設けられました。1992年の法改正で内容が強化され、続く1999年の全面的な改正によって「次世代省エネルギー基準(平成11年基準)」が定められる事となりました。しかし、日本の「次世代省エネルギー基準(平成11年基準)」は、まだまだ先進諸国と比較すると、とても低い基準である上に、新築住宅における達成率は、改正から10年以上経った2010年になっても30パーセント前後と言われていました。日本は、急激な高度経済成長を支えてくれたエネルギーに対して「生活を支える必要なもの」という意識が抜けず、他の先進諸国より比較的温暖な気候という条件もあってか、省エネルギーに対して、どこか真剣に向き合って来なかったのかも知れません。
そんな、背景もあり、2015年4月から完全施行された新たな省エネルギー基準を2020年には全ての新築住宅に義務化するという動きになっています。

そもそも、費用を掛けてまで高い断熱性能が日本の住宅に必要なのでしょうか?
リフォームのご相談でクライアントの家に伺うと、これまでの家の冬の寒さや夏の暑さについて話す方が多く、反対に、松匠創美で次世代省エネルギー基準の家を建てたクライアントからは、冬の温かさや、夏にエアコンを点けなかった等の話を伺います。“高い“断熱性能と言う表現が錯覚を起こさせますが、暮らしやすい住環境を考えた時には、決して“高い“ものではないという事をクライアントとの会話でいつも実感します。

次回から数回に渡って、快適な住環境を造る観点で、断熱性能や省エネルギーについて、身近な事から、省エネルギー先進国の情報も交えて書いてみたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのいろは「階段―形―」

こんにちは、千葉です。
新しい年を迎え、また気持ちを新たに、この「家づくりのいろは」で、皆様に自分たちで造り上げていく家づくりの良さを、一緒に勉強しながら、お伝えできればと思います。今年も宜しくお願い致します。

今回の「家づくりのいろは」からは、階段について勉強していきたいと思います。今日はまず階段の「形」について書いていきたいと思います。
階段と聞いて、どのような形を思い浮かべられるでしょうか?学校の階段、駅の階段、公園の階段、住宅の階段、大小様々ですが、形の種類としては、大きく5つあるようです。

まず、直(直線、鉄砲)階段と言って、まっすぐに上り下りするもので、最も一般的な形です。次に、折り返し(行って来い)階段と言って、中段に踊り場が設けられ、180度方向を転換する(折り返す)もので、廊下が短くコンパクトに納まるのが特徴です。次に折れ(矩折れ、折れ曲がり)階段は、途中の踊り場で直角に曲がるタイプで、デザイン的な階段が多いようです。らせん階段はらせん状に回りながら登る階段で、大きな物の上げ下ろしなどはやや難しいようです。最後の回り(カーブ)階段は踊り場がなく、曲線を描く階段で、かなり面積が必要なようです。

メルマガ
このように様々な形がありますが、木造住宅では、直線階段、折り返し階段が多いようです。土地や建物の形状で、適した階段も違ってくるようですが、上下の空間をつなぐ階段は家づくりの中でも、重要な部分だと思います。

松匠創美で一番多く造っている階段は折り返し階段で、事務所兼モデルルームの階段もこの階段です。是非見学にいらして下さい。

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「頭の中の大掃除」

【2】   家づくり雑記帖 「オリンピックと木材利用」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―郵便受けポスト―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「頭の中の大掃除」

こんにちは、片付け好きの久保です。少し前の時代には年末と言えば、冬至にゆず湯に浸かり、家族総出で大掃除をし、クリスマスのイベントに、正月を迎えるため、年賀状を発送し、餅つきをして、おせち料理の準備をする。と言うのが一般的でした。

それはその昔、年齢を満年齢ではなく数え年で数えていた頃、生まれた時に1歳、それ以降は元旦を迎える毎に1歳ずつ年を加えるという日本の年の数え方のひとつが年末年始の区切りを重視する習慣を根付かせたのではないかと思ったりもします。

ところが近年は、日常的にきれいに暮らしているので大掃除不要と言う声も聞かれるようになり、皆が一斉に休むようなこともなくなり、取り立てて年末を区切りとするような習慣が薄れつつあるような気がします。

それでも大人になると中々心機一転する機会も少なくなりますので、年末年始の区切りを利用して、頭の中の大掃除をしてみるのはいかがでしょう。

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【2】 家づくり雑記帖「オリンピックと木材利用」

こんにちは設計の田中です。
昨日、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場のデザイン案が遂に決定しました。という事で、今年最後のメルマガは「オリンピックと木材利用」について書いてみたいと思います。

ご存知の通り、新国立競技場のデザイン案は2案提出され、先週、その2案が公開されました。A案は、五重塔や法隆寺を思わせる重なり合った屋根に木材を利用したデザイン。B案は、スタジアムを囲む象徴的な列柱に木材を利用したデザインです。結果は昨日A案に決定しましたが、どちらの案も木材を活かし、公募要項にある「日本らしさ」をデザインで表現したものとなっていました。

現在のオリンピックの運営では、環境への配慮が重要なテーマとなっており、木材の利用も大会を重ねる毎に進められています。
かつては、長野オリンピックのスピードスケート会場になった世界最大級の木造吊屋根構造の通称「Mウェーブ」が高く評価され、2010年のバンクーバーでは、リッチモンド・オリンピックオーバル。ロンドンオリンピックでは自転車競技の会場ヴェロパークが木材利用で評価されています。

実はオリンピックでは、合法で持続可能な木材資源の使用が国際的に引き継がれるようにと、環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林からの材であることを保証された木(FSC認証木材)を使うように進めています。使用された木材の内、FSC認証木材の使用割合は、バンクーバーオリンピックで75%、ロンドンオリンピックでは95%。2016年に開催されるリオデジャネイロ・オリンピックでもFSC認証木材の積極的利用が決定しました。東京オリンピックでのFSC認証木材の使用については、今のところ正式発表はありませんが、これまでの流れから採用は決定的と考えられています。

日本は、世界最古の木造建築の法隆寺や、19世紀以前の世界最大の木造建築、東大寺南大門を保有しています。おそらく新国立競技場の会場でも、FSC認証木材が多く利用され、世界のどこでも経験できない木の量を目にする事になるのではないかと期待しています。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方」

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【3】 家づくりのいろは「造作家具―郵便受けポスト―」

こんにちは、千葉です。
我が家に来てくれるサンタクロースは、毎年クリスマスツリーの下に、プレゼントを置いていってくれます。さて、5人の子どもたちがお願いしたものが届くでしょうか・・・

今日の「家づくりのいろは」は、郵便受けポストについて勉強していきたいと思います。
郵便受けポストというと、ステンレスやアルミ製の、独立した形のものが一般的ですが、最近では様々なデザインのものが増えてきています。この他の形として、郵便受けポストとインターホンや表札、外灯などが一緒に外構の壁に取り付けられているものなどもあります。

松匠創美では、一般的な郵便受けポストの他に、建物の壁に埋め込み、貫通させて取り付けるものも、造作家具のひとつとして造っています。
この郵便受けポストは、家の中で郵便物や新聞などを受け取れるという利点があります。悪天候な時、寒い時、具合が悪くて外に出られないなどという時は便利ですね。
また、旅行などで家を空ける際にも役立ちます。普通の郵便受けポストのように、容量が限られていないので、室内の床にこぼれ落ちることはあっても、パンパンで入らないということがないからです。
形もお客様のご要望に応じて様々で、郵便受けポストのみ室内についているものもあれば、玄関収納棚の一部となっているものもあります。

メルマガ 2015-12-23 ちば写真事務所兼モデルルームの郵便受けポストも壁に埋め込まれた形で、玄関収納の一部に設置されています。是非見学にいらして下さい。

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今年も一年、「木の家を知る・建てる・暮らす」のメルマガをお読みいただきまして、ありがとうございました。つたない文章で読みづらい点も多々あったとも思いますが、ご容赦ください。
2016年の年明けは、1月20日より発行再開予定です。来年もどうぞ引き続きお読みいただけますと嬉しいです。皆様にとって、最良の年末年始になりますよう、お祈り申し上げます。
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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「あるといいなは、なくてもいいかも」

【2】   家づくり雑記帖 「バリア”アリー” 」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―家具―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「あるといいなは、なくてもいいかも」

こんにちは、片付け好きの久保です。一年の中でも日の入りが一番早くなるこの時期、太陽が恋しいですが、年内にもうひと頑張り、片づけたいと思います。

さて、今回は、私の考え方のスタンス「あるといいなは、なくてもいいかも」についてです。日頃、住宅の設計をさせて頂いておりますので、様々な思考をお持ちのクライアントさんとお話をする機会があります。時には、ここにコンセントがあるといいかもしれない。あっちにもあった方がいいかもしれない。と念には念を入れて様々なケースを考えることで、コンセントの数は増え、それに伴いコストも上がって行くそんなこともあります。そんな時、こう考えてはいかがでしょう、ここのコンセントはあちらのコンセントを利用しても足りるかもしれないと。

我が家には、炊飯器、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカーなど電化製品があまりありません。これらがないことで出来ないことも時々あります。例えば、電子レンジで温めて食べるシナボンは電子レンジがないため泣く泣くお持ち帰りを諦めたことがあります。しかし、お店でできたてを食べればいいことでもあります。
ちょっとした視線の角度を変えれば見えてくることがあります。足りないことで、創意工夫の思考回路が活性化してくれると、片付けに限らず、いろいろなことに知恵が働くようになるかもしれません。「あるといいなは、なくてもいいかも」と頭の片隅に置いてみてはいかがでしょう。

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【2】 家づくり雑記帖「 バリア”アリー” 」

こんにちは設計の田中です。
最近、事務所内でよくする話に老後の事があります。なるべく長く自立して暮らす為にはという予防策の話です。という事で今日は、松匠創美の建てた家や、久保のブログでも登場するバリアフリーならぬ「バリア”アリー”」について書いてみたいと思います。

連日、介護疲れが理由とも言える事件、事故のニュースを目にします。
日本の場合、1970年代に高齢”化”社会が始まり、1995年に高齢社会に突入、2007年には超高齢社会となりました。高齢”化”社会から高齢社会に達するまでの年数は24年です。フランスが115年、日本と同じく急成長を遂げたドイツでも40年かかりました。日本は超高齢社会への準備が、ちょっと後手になってしまったのかもしれません。

そんな中、老後の生活を考えると、できる事としては運動機能の低下を防止する事や、回復を図る事だと思います。今回のメルマガのタイトルにしたバリアアリーは、実はデイサービスセンターで注目を集めている言葉です。自宅や施設内には手摺が取り付けられ段差は無かったとしても、外出すれば、そうではありません。こういう現状を踏まえて、バリアアリーを進めているデイサービスセンターのレクリエーションでは、例えば、午前の予定の陶芸教室に行くには長い廊下を通って向かい、お昼の食堂へはスロープを登り、配膳はセルフサービス。午後は、窓辺でぼーっとして、最後に向かうマッサージコーナーへは階段を上がる。という具合に、楽しみとバリアが共存しています。また、その日の予定は、生活行動のリハビリになるものや全くの娯楽など様々なメニューの中から高齢者自らが決めますので、バリア克服方法を身に着けつつ脳も活性化され、意欲も楽しみも増えます。
施設のお世話になるというより、自分の健康と楽しみの為にジムへ通う感覚に近いかも知れません。

デイサービスセンターの取り組みを普段の生活に置き換えて考えると、動けるうちに、友達との楽しみや買い物の為に外出し、食事や家族とのコミュニケーションの為に部屋から部屋へと移動する事がとても大切で、それが楽しみと感じるように周囲の笑顔も大切なのだと思います。また、それを習慣にする為に、食事の献立や、友達との約束など、自分で予定を組む事で他者や自分への責任を作る事もとても大切なのだと感じます。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのいろは「造作家具―家具―」

こんにちは、千葉です。
師走に入ったというだけで、慌ただしい感じがします。年末の大掃除の前に、少しずつこまめな掃除を心がけたいところです。

今日の「家づくりのいろは」は、家具について勉強していきたいと思います。
これまでは、造りつけの造作家具について勉強してきましたが、今日は皆さんもよくご存じの家具についてです。
テーブル、本棚、テレビ台などの一般的な家具でも、お客様からご要望があれば、造らせていただいております。
特徴として、耳付きと言って樹皮がついていた部分を残したものも造ることが出来、とても味のあるものになります。塗料は撥水剤という、木の肌触りや、ぬくもりが最大限活かされるものを使用しています。
塗料を塗る前の仕上げの話で驚いたことは、サンドペーパーで表面を滑らかにするイメージがあったのですが、大工がカンナをかけることによってツルツルに仕上がるそうです。そこに塗料を塗ると、きれいな仕上がりになるとのことでした。
我が家のダイニングテーブルは家具屋さんに造ってもらいましたが、ウレタン塗装と撥水剤どちらにしますか?と聞かれ、まだ何も知識がなかった為に、ウレタン塗装にしてしまいました。どうしても、水ジミが気になる方は、ウレタン塗装の方がいいようですが、木そのものの味は失われてしまう感じがします。

事務所兼モデルルームのテーブルも、耳付の木で造られています。是非見学にいらして下さい。
写真を見て頂けるかたは、こちらからお願いします。

メルマガ 2015-12-09 千葉

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美
https://hayama-ie.jp
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