□ 目次

【1】 こんな感じに過ごしています  「 すこし高台ショップ 」

【2】 家づくり雑記帖 「省エネルギーと低炭素社会2」

【3】 家づくりのことば  「 片流れ屋根 」

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【1】  こんな感じに過ごしています 「 すこし高台ショップ 」

こんにちは 野上です。

3年前のこのコーナーで「すこし高台ショップ」さんの事について紹介しているのですが さらっと触れた内容でしたので 今回改めて紹介させて下さい。

「すこし高台ショップ」とは 葉山の一色にある古い平屋のリビングと庭を使って植物を基本に雑貨と小物類を扱う 1年に数日しか開かない幻のようなお店です。 と言うのも 2組のご夫婦が日常生活・仕事などの合間を使って 個々に商品を集めたり 製作をしているので まとまったお休みがあった時など夫婦が集まれる日に開けるため お客さんは前もってウェブページなどで営業日をチェックしないと行くことが出来ないという まさに葉山らしいのんびりとしたお店なのです。

古い平屋の主(あるじ)H夫婦は 普段ウェブ関係の仕事をしているのですが 旦那さんが植物好きでお店では 砂漠や海岸などの土地が乾燥しているような場所に生息している多肉植物を扱っています。希望があれば選んだ多肉植物を 気に入った鉢に寄せ植えもしてくれます。奥さんはイラストレーターで 植物や昆虫・鳥などのイラスト描いてポストカードにしたり 最近では革に虫の絵をレーザープリントしたコースターや髪留めなどを作って販売しています。

もうひと組のN夫婦も普段はご主人がウェブ関係の仕事していているのですが お店を開く時は探し集めた植物の苗や鉢を庭にテントを張って その下で淹れたコーヒーやジュース 鎌倉にあるデリカテッセン「LONG TRAC FOODS」さんのお菓子と一緒に並べて販売しています。奥さんはとても手先が器用な人で 革を編み込んだバッグやポーチに 糸や布を使ったピアスなどを造っては お客さんの希望の色や形でオーダーも受け付けています。

私とすこし高台ショップさんとの出会いは 奥さんの「Short finger」というブランド名が付いたバック達に一目惚れした事がきっかけでした。 その後2組のご夫婦とはご近所さんという間柄にもなりとても親しくしていただいて 先月のすこし高台ショップから 私の主人の得意なカレーを庭の植物を眺めながら食べるという企画も加えてくれました。

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それぞれの得意分野や興味のある事と 少し古い平屋の懐かしい雰囲気や程良く手入れの行き届いた庭の植物たちがうまく調和され つい時間を忘れてしまうほど居心地のいい空間になっています。 今年は頑張って月に1度はお店を開きたいと言っているようですので タイミングが合うようでしたら覗いてみて下さい。

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【2】 家づくり雑記帖 「省エネルギーと低炭素社会2」

こんにちは設計の田中です。

前回、住宅の省エネルギーに関して他の先進国と比較した場合の2つの事について書かせてもらいました。一つは遅れていると言われている日本の省エネルギー法のこと。二つ目に実はエネルギー消費量は少ない一方、社会全体としてはやはり増えてしまっているということです。 今日はその続きで、エネルギー消費量や二酸化炭素の排出量を減らす低炭素社会についてと、低炭素社会を実現する為には、僕らの生活が大きな役割を担っているという話を書きたいと思います。

国土交通省、環境省、経済産業省が行っている「低炭素社会に向けた住まいと住まい方の推進会議」の中間報告書の内容によると、低炭素社会とは、エネルギー効率の改善を通じ、増え続ける世界のエネルギー需要や生態系の維持、異常気象や気候変動への適応など、今後持続可能な社会を実現していく上で必要となる多様な課題への対応を図っていく社会だそうです。(一部省略)

増え続ける世界のエネルギー需要とありましたが、日本の場合1990年当時と現在のエネルギー消費を比較すると運輸部門が当時の1.08倍で少し増、産業部門は0.90倍と減らしていますが、商業、サービス、事務、家庭からなる住宅・建築物部門は1.34倍で大幅に増え、結果的に社会の3割以上を占めている状況です。

住宅・建築物部門の消費エネルギーが増えた要因は、省エネルギー技術が上がった一方で、世帯数の増加、住宅の床面積の増加、ライフスタイルの変化があると言われています。 その為、住宅・建築物の運用段階におけるエネルギー消費量の削減は、家庭においての住まい方、暮らし方、販売業務等における省エネルギー意識と行動が大きな意味を持ってきます。 また、住宅建築を造る側にとっては、「エネルギー効率が向上する性能」「使ったエネルギー量が解るシステムの導入」といった事が課題になっています。

国の動きとしても、前回に書かせて頂いた省エネ基準の改正とは別に、昨年の2012年末に誘導的基準として税金の優遇を受けられる低炭素建築物認定制度がスタートしています。住宅の場合は、高い断熱性能にプラスして、太陽光発電、省エネ設備、木材利用やヒートアイランド対策としての緑化、節水等が加味された基準です。

また、「低炭素社会に向けた住まいと住まい方の推進会議」では、低炭素建築物認定制度の基準を元に2020年に、年間での一次エネルギー消費量が概ねゼロになるゼロエミッションハウス(ZEH)が標準仕様となる事を目標とし、2030年には、平均でZEHを実現することを目標としています。

実は松匠創美のショールームも暖房のエネルギー効率が上がるように断熱計画をして建てました。結果、10年以上経て毎年のように思う事は、人工的なエネルギーだけではなく、夏場の通風や、秋の日差しといった自然エネルギーから得た涼や暖に対しても効果を得やすいという事でした。

低炭素社会は、四季と共に暮らす日本だからこそ実現しやすいのではないかと思っています。

設計:久保歩美・田中伸二

松匠創美の「家づくりの考え方」 「住まいの性能

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【3】 家づくりのことば

私(野上)が事務所内で飛び交う会話の中に「今の言葉は何だろう?」と思う建築用語がたくさんあります。なんとなく聞き覚えのある言葉や、初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

○ 片流れ屋根

前回に続き、屋根の形状についてご紹介します。 今回の片流れ屋根は、最上部の棟から一方向だけに傾斜している屋根で、屋根面は一面のみになります。

事務所の近くに大きな一枚屋根の家があって、傾斜具合やその形が「かっこうがいいな」と思い、いつも仕事の行き帰りに見ていたのですが、屋根の形状までは気にしていませんでした。 今回の片流れ屋根の特徴を教えてもらってから あの屋根をきっと片流れ屋根と言うのだろうと思い、確認するため仕事の帰りに改めて家全体を眺めてみることにしました。 すると、一枚だけの印象しかなかった屋根が、実は折り返し向こう側にも屋根が付いている切妻屋根だった事がわかりました。

いつもながら早とちりをしてしまったので、どの屋根を片流れ屋根と言うのか久保に聞くと「松匠創美の建てた家」の中に、いくつか写真を載せているので見てみるといいよと教えてくれましたので、ご覧になって下さい。

「高台に建つ眺めのいい家」 「緑にかこまれた二世帯住宅

片流れ屋根にすることで屋根裏の空間を広く確保できるので、ロフトを設けたり収納スペースにしたりすることができてコストも抑えられるそうです。

次回は「方形屋根」についてご紹介したいと思います。

○ 片流れ屋根 = 屋根の棟から一方の軒までのこと。建物の一方向のみ傾斜した屋根。  (建築学用語辞典 岩波書店)

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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