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【1】 こんな感じに過ごしています  「 ご近所 」

【2】 家づくり雑記帖  「 世界文化遺産・富士山   」

【3】 家づくりのことば  「 親子戸(扉) 」

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【1】  こんな感じに過ごしています  「 ご近所  」

こんにちは 野上です。

葉山では恒例となりました「葉山芸術祭」が今年も始まりました。 葉山では・・と書きましたが ここ数年は近隣の逗子や鎌倉に横須賀・・遠くは大磯なんて所からの参加者も増え 葉山の枠を越えたアートフェスティバルになってきているようです。 物作りをする人たちがこの期間を使いお店やギャラリーの他 自宅の一部を開放して作品を展示したり ワークショップを開いたりと色々面白いイベントで またそこに暮らす作家さんの生活風景を垣間見る事ができるのも楽しみの一つだったりします。

事務所の近くに 毎年芸術祭にご自宅で作品を展示・販売しているシルバーアクセサリー作家の太田さんと言う方がいらして 昨年頃からお互い保護犬の里親になった事をきっかけに親しくさせていただくようなり 今回初めて作品展に行って来ました。

実は以前から個性的な建物のご自宅が気になっていたので キョロキョロ見ながらお邪魔すると 可愛いお花や緑がセンス良く植えられたアプローチの奥に玄関があって その玄関は一般的には珍しい大きなガラスが入った木枠の引違い戸で 中の土間と2階へ上がる階段が目に入ってきます。そして広い土間には綺麗に磨かれたアンティークの棚や低いテーブルが置いてあって 純銀を叩いて作ったちいさなボタンがチャームの可愛らしいネックレスや さらりと身につけられるシンプルなデザインのアクセサリーの他に 保護犬団体へのチャリティー用に作られた犬をモチーフにした真鍮のピンブローチなど いくつもの作品が並べられていました。

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愛犬のみーこちゃんと一緒に私を出迎えてくれた太田さんは 気さくでお話しが楽しい方なのでいつも笑いが絶えません。そして コットンや麻などのシンプルだけど細部にこだわりのあるワンピースなどに ご自身の作品を身につけていて 普段からとてもお洒落だなぁと思っていましたから 玄関先でのほんの少しの時間でしたが お邪魔してみて改めてそんなお人柄が作品や暮らし方にも表れているのを感じました。

4/20(土)~5/12(日)まで開かれている芸術祭も残り僅かですが 葉山に暮らす人々の話を聞ける良い機会なので 葉山に興味のある方は軒先にかけられた芸術祭目印の旗を探しながら お散歩がてら覗いてみてはいかがでしょう。

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【2】 家づくり雑記帖 「 世界文化遺産・富士山 」

こんにちは設計の田中です。
先日、富士山の世界遺産登録のニュースがありました。
一方、松匠創美のある葉山のご近所さんの鎌倉市は、諮問機関のイコモスから、登録にふさわしく無いと勧告を受け、明暗を分けるかたちの結果になりました。
と言うことで、今回は、2回シリーズで「富士山」「武家の古都、鎌倉」について書いていこうと思います。

世界遺産と言えば、人が集まり過ぎてゴミや保全の問題が拡大するとか、単に商業目的と言われる事も増えてきて、僕自身も少しそうなのかなぁと思うところもありました。ところが富士山のニュースは、嬉しさと共に、何故だか誇らしさみたいなものを感じてしまいます。いくつものハードルを乗り越えての富士山の登録物語を簡単に紹介します。

富士山の世界遺産登録への活動は21年前に始まったそうです。
当時は、世界自然遺産への登録を目指しておりましたが、国の推薦から2回落選し断念することになりました。
落選の理由としては、登山道のトイレの垂れ流しやゴミの不法投棄、その他にも自衛隊訓練地や観光地開発の進み過ぎについて言われていました。
ところが、これらの事を改善したとしても登録は難しかったと言われている理由があります。それは富士山固有の動植物の貧しさです。
富士山は、成層火山(コニーデ型火山)で、ほぼ同一の噴火口で噴火を繰り返して出来た円錐型の山です。実は、あの綺麗な稜線の変わりに他の山々から孤立していた事や、今の姿が完成した後に繰り返し起こった噴火の間隔が、固有の高山植物等が生まれる為の年月として足りなかったようです。

山梨県と静岡県は平成17年より方針を変更し、富士山信仰として世界文化遺産への登録を目指し活動していきます。
新しいトイレの設置、ゴミ問題のキャンペーン、芸術との深い関わりの資料として、葛飾北斎の富嶽三十六景の買取り等の結果、昨年、「信仰、芸術、文化の活動に関連する文化的景観として」国より世界文化遺産への推薦を得る事が出来ました。
そして、先日の世界文化遺産登録の見通しのニュースへとつながったのでした。

諮問機関のイコモスからは、富士山は疑いなく日本の国家的象徴ではあるが、その影響は日本を遥かに超えていると評価を受けました。
登録の対象地は、頂上の信仰遺跡群の神社。実は富士山の8合目以上は全て、富士山本宮浅間大社の広大な境内だそうです。境内より下が国や県の所有になっているそうです。
それから、富士山周辺の名所や史跡、四つの登山道と富士五湖。
久保のブログにも出てきた事がある白糸の滝も、富士山の湧き水ということ、信仰者が修行や巡礼の場だったことで含まれています。
その他にも富士山巡礼の人の宿や食事の提供した御師住宅(おしじゅうたく)や巡礼の際に身を清める富士山の伏流水で出来た池も含まれているそうです。しかし、静岡県の三保の松原は、ちょっと富士山から離れすぎと言う理由で対象地から外さなければならなさそうです。

登録後の課題では、イコモスの勧告で受けた、開発の抑制と登山者が持ち込むゴミなどに緊急な対応が必要で、維持管理の為に入山料の導入も検討されているそうです。

日本の象徴の富士山を世界遺産に登録するには、みんなが大事に扱わなさ過ぎた事を明るみに出してしまいましたが、できる事からみんなで改善していった事による念願の登録でもありました。これからは、世界遺産に登録される事で諸問題が大きくなる事よりも、付き合う側が変わる事が重要なのだと言う事を、初心に戻ってアピールして行きたいと思いました。

設計:久保歩美・田中伸二 松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのことば

私(野上)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今の言葉は何だろう?」と思う建築用語がたくさんあります。なんとなく聞き覚えのある言葉や初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

○ 親子戸(扉)

前回紹介しました両開き戸と方式が同じで、幅の違う左右2枚の親戸と子戸が開閉するタイプの「親子戸(扉)」は玄関や門に使われることが多いと聞いて、玄関の戸の幅より小さい戸らしき物が脇に付いていて、夏になると戸は閉まっていてもそこだけを開けて部屋の風通しを良くしている家が事務所近くにある事を思い出しました。

その光景を初めて目にした時、まさかそこが開くとは思っていなかったので驚きましたが 、人が通り抜けるには難しい幅でしたので、玄関を開け放しておくより防犯上安全だと気づき、とても機能的でいいなぁと感じました。

それから、タンスやベッドなどの大きな家具を搬入しやすくする為、両方の戸を開いて開口部を広くするそうです。 戸建では掃き出し窓から大型の家具を搬入できるので、あまり親子戸を設ける事はないそうですが、門に使うと便利だと思いました。

○親子戸(扉)= 2枚の扉幅が大小異なる両開き戸 日常時は子扉をフランス落しでロックしておき、親扉のみを開閉して片開きドアとして使用し、大型家具などの搬出入時に子扉も開けて使用する。 (住宅建築専門用語辞典より)

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい

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