投稿

こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日は、前回に引き続き消費税率が10パーセントになった場合、請負契約の新税率適用日や国の準備している対策について書いて行きたいと思います。

消費税が2パーセント上がるということは、工事費(税抜)2400万円の住宅の場合、消費税は192万円から48万円上がり240万円になってしまいます。
消費税率が上がる事で増した負担を軽減するために、贈与税の非課税措置、住宅ローン減税、すまいの給付金の拡充、の3つの経済対策が用意されています。

前回、3つの対策の内、贈与税の非課税措置について書かせて頂きましたので、今回は、住宅ローン減税とすまいの給付金について書きたいと思います。

住宅ローン減税は、消費税が8パーセントになった時に拡充した内容がそのまま継続されることになっています。そもそも住宅ローン減税とは、住宅ローンを利用して住宅を取得した場合の金利負担を軽減する制度です。年末の住宅ローン残高の1パーセントを所得税から毎年10年間控除される制度で、所得税から控除しきれない場合は住民税からも控除されます。
住宅ローン減税が利用できる借入限度額は4000円です。長期優良住宅や認定低炭素住宅の場合は5000万円までとなっています。
所得税からの控除限度額は400万円。長期優良住宅や認定低炭素住宅の場合は500万円までで、住民税からの控除限度額は13万6500円までです。
また、夫婦で住宅ローンをそれぞれ利用した場合は、個人単位で申請が可能です。

すまいの給付金は、税率10パーセントに決まった場合、一部拡充されることになっています。
すまいの給付金とは、新税率が適用される人のうち、比較的所得が低い事により、所得税から控除される住宅ローン減税の効果が得られにくい人の為の給付金です。
給付額は、住宅取得者の収入および不動産登記上の持ち分割合等から決まりますが、所得が450万円以下の人の場合、最大で50万円が給付されます。所得が多いと給付額が減り、675万円を超え775万円以下の人の場合10万円です。

新税率10パーセントが決定した場合、請負工事では、引き渡し日が10月1日以後のものから新税率が適用されますが、2019年4月1日までに請負工事契約が締結されているものに限っては、10月1日以後に引き渡しされても税率が8パーセント適用されます。ですが、住宅取得の際は、焦らず、慌てずでお願い致します。

設計:久保歩美・田中伸二

松匠創美の「家づくりの考え方」へはコチラ

ショールームへお越し下さる方はコチラからお願いします。

■□・・────────────────────────

☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

▲身近な写真と共にブログ更新中
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.D3

こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。

今日のお話は、「自分でできる登記」についてです。先日、クライアントご自身が登記にチャレンジした事もありまして、ここでご説明したいと思います。

新築をした際に必要となる登記は2種類あります。一つは「表題登記(表示登記)」もう一つは「所有権保存登記(保存登記)」です。表題登記とは、新築建物が完成した時に、それまで存在しなかった不動産が物理的に存在する事になるので、存在を公の帳簿に載せるという行為になります。一方、所有権保存登記は、表題登記した建物の所有権を登記します。所有権保存登記まで行って、自分の財産だと公に主張できるようになります。

家づくりの流れの中では、多くの場合、完成引き渡しのタイミングに合わせて、表題登記の手続きを行う事が必要となります。一般的には、建て主が土地家屋調査士に直接依頼するか、工務店を通して依頼する事になりますが、建て主本人が行う事もできます。手続きを依頼した場合、平均して9万円程の費用が掛かります。しかし、ご自身が手続きを行う事で、登記の費用を減らす事も可能になります。

表題登記の手続きは平日に法務局で行います。法務局へ足を運ぶ回数は3回(事前相談、受付、受取)程度です。

手続きに必要となる書類は、1)登記申請書、2)案内図、3)住民票、4)所有権証明書、5)原本還付証明書、6)建物図面、7)各階図面です。
この内、1)、2)、5)は、法務局に事前相談に行った日又は、提出しに行った日にでも対応できる書類です。3)は市役所にて数分で用意する事が出来ます。4)は、完成引き渡し前であれば工務店や設計事務所に準備してもらう書類です。引き渡しが済んでいれば確認申請書の原本を一式持って法務局に行けば対応できます。
一番の難関は、6)と7)の図面のみと言えます。パソコンで図面を描ける方であれば、確認申請の図面を縮尺に合わせて登記用の図面に描き写せば完成させられると思います。建築図面が苦手な人でも、図面の何を描き写すかを窓口で事前に相談すれば作図可能な内容です。もしCADを扱った事が無い、持っていない方でもフリーのJWW(JWCAD)という建築業界でも普及率の高い安心して使えるソフトを使えば、作図可能だと思います。
JWW(JWCAD)はフリーソフトという事もあり、ネット上に使い方の説明が沢山あります。「JW 登記」や「JW 使い方」などで検索してみて下さい。また、図面用の用紙もB版サイズや他にも規定がありますが、A版のコピー用紙に印刷してB版サイズに切り落とせば問題ありません。
少しハードルが高く感じられるかも知れませんが、先ずは、窓口相談と、CADに触ってみるのがお勧めです。

最後に、「自分でできる登記」ではありますが、土地家屋調査士に代理人として表題登記の手続きを依頼すると、何故平均して9万円も費用が掛かるかと言うと、書類の用意、依頼人との打ち合わせ、市役所で住民票の請求、設計事務所や工務店と重要書類の(手渡しでの)受取と返却、図面通り完成しているか建物の現地調査、図面の作成、法務局へ提出と受取、これらに費やす移動と時間と、専門知識と経験と責任、登記する財産の大きさ等々に対する費用なのだと考えると適当な費用なのだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

▲身近な写真と共にブログ更新中

〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.

こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】  葉山の魅力散策「ライフセーバーと遊ぼう」

【2】   家づくり雑記帖 「 木造住宅の維持管理-2 」

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

【1】 葉山の魅力散策「ライフセーバーと遊ぼう」

こんにちは、千葉です。
子どもたちは待ちに待った夏休みに突入致しました。毎日毎食作らなくてはいけないって本当に大変です。給食のありがたみをひしひしと感じる今日この頃です。

さて、今日は夏の葉山のイベントをご紹介致します。
葉山には海水浴場が、森戸、一色、長者ヶ崎の3か所あります。そして夏の間、その海水浴場を葉山ライフセービングクラブの方たちが、安全に海水浴ができるよう監視活動を行ってくれています。
そのライフセービングクラブで、「ライフセーバーと遊ぼう 海の安全教室2017」というイベントの企画があります。
imgasobo
鎌倉・逗子・葉山が共通の課題とする海水浴場利用者のマナーの改善や、安全快適な海水浴場実現に向け、海の楽しさや、海辺での安全な過ごし方、ルールやエチケットを学び、海をはじめとした環境への理解を深めることを目的とされるそうです。
楽しい夏休みの一日に当ててみてはいかがでしょうか?
・8月6日(日) 長者ヶ崎海水浴場
・8月11日(金) 一色海水浴場
・8月13日(日) 森戸海水浴場
いすれも、事前に申し込みが必要のようですので、ご興味のある方は、ホームページよりお申込みして下さい。
NPO法人葉山ライフセービングクラブ

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

【2】 家づくり雑記帖 「 木造住宅の維持管理-2 」

こんにちは、設計を担当している田中です。
前回は、木造住宅の本来持っている寿命の話や、その寿命を引き出す為にも、環境問題対策の為にも、維持管理が重要視されている。という話を書きました。今回は、前回に続いて木造住宅の維持管理方法について書いてみたいと思います。

木造住宅の寿命は、適切に維持管理をして行きますと、少なくとも100年以上とされていいます。現在、国は環境問題対策の一環として、まだまだ使える木造住宅が取り壊されてしまわぬよう、建築業界、不動産業界、金融業界、民間団体、民間の協会など、多方面からの「住まい手による木造住宅の維持管理」についてのサポート体制を整え、維持管理された木造住宅の市場価値の正当な評価、価値の見える化に取り組んでいます。
具体的には、既存住宅の建築士によるインスペクションの講習や中古戸建て住宅の不動産評価基準の整理。メンテナンスガイドラインの作成、リフォーム推進、住宅履歴情報の作成などがあります。

住まい手による木造住宅の維持管理スケジュールを、いくつかのガイドラインや国土交通省の資料を読んでみますと、おおよそ、5年毎の点検。10年から15年で防水、塗装などの表面材の修繕の検討。20年から30年で設備機器の交換の検討。30年目以上で屋根、外壁、給排水管などの修繕、更新の検討が必要になります。
これは木造住宅の立地条件や素材の耐候性、日ごろのお手入れ等で変わってきますが、お手入れされ、手が加えられた木造住宅と、そうでない木造住宅では、将来的には不動産価格に差が出る事になるので、住宅履歴情報をまとめておく事が大事になってきます。

日頃から行うお手入れで、特に注意したいのは「水」に関わる部分です。
雨から守る屋根や外壁、バルコニー、窓回り部分では、普段からの観察と、地震、台風後の目視チェックで、雨から家を守る部分に破損が無いかの点検が大切です。湿気が溜まりやすい床下、浴室、洗面所、キッチンなどでは、掃除、お手入れの際に、不適切な洗剤の使用、不適切な掃除道具の使用は避け、なるべく部材を痛めない。床下換気を妨げるようなものを置かない。開かずの扉とならない収納計画。換気の為の窓の開閉が大事です。

日本は土建国家と呼ばれ、山を切り崩して開発し、30年で住宅を取り壊して新築してきました。メンテナンスフリーも、30年サイクルの中で注目を集めたものでもありました。これからは「こまめなお手入れ」で長期的利用に耐えられる住宅が、自然環境を守り、日本の経済の基盤になっていくように国はシフトチェンジしようとしています。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

▲身近な写真と共にブログ更新中

〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.