大黒柱のある家

神奈川県三浦市

今回クライアントからご依頼頂いたのは、ご本人が子供時代を過ごし、これまでご両親がお住まいになっていた家が古くなってしまったため、一緒に暮らせるような家に建て替えたいということでした。
その敷地は台形の形状で南と東の2面が道路に面し、ゆるやかな北斜面の始まりに位置しています。
南側は6m道路に接道し、東側は4m道路を挟んで畑や公園があり、北側の隣地は2m位下がっているため2階からの眺めが良く、西側は段差のない隣地で建物が接近して建っています。

クライアントからのご要望は、1人1人が趣味や家での仕事がある為、大人4人にそれぞれの個室と、加えて客間にもなる和室が欲しいこと。フラット35Sに適合した耐震性と断熱性であること。そして、大黒柱のある家にして欲しいとのことがありました。

周辺環境から駐車スペースを2台分確保する必要があり、建物へのアプローチは、南側の庭を通り抜けることにしました。建物に入ると奥行2間(3640ミリ)間口1間(1820ミリ)の土間空間になっています。玄関を広い土間空間にしたのは自転車競技をしているクライアントの自転車を置く為です。
玄関から引戸を開けると直ぐにLDKです。リビングの横が客間を兼ねた和室になっていて合わせると22帖の広さになります。古い建物からお父様が丁寧に取外された既存の本棚の材料を再利用し、足りない部分には新しい材料を組み合わせて本棚を造りつけました。普段は書斎、ある時は客間、将来は寝室にする事も可能です。
大黒柱はこの和室の角で家の中心に配置をさせて頂きましたのでリビングからも和室からも、また2階のホールでも存在感を示しています。
2階は、大黒柱のあるホールを囲んで4つの個室を設けました。いわゆる田の字型プランですので、方位によって採光や景観やプライバシーが違う為、各個室がそれぞれ明るくなるように、窓の位置を工夫して計画しました。同じように、2階の中心にある階段とホールも暗くならないようにとハイサイド窓を設け、安定した明るさを確保できるようにしました。

クライアントは2度目の新築だったそうです。
1度目の教訓を活かして良い家をと言う思いで松匠創美を選んで下さったと、嬉しいお話をして下さりました。また、お父様は、毎日現場に足を運び、家づくりに関わる人達に、いつも優しい声をかけて下さいました。
今回は、そんな愛情深い家づくりに関わらせて頂けたことをとても嬉しく感じています。ありがとうございました。

久保の松匠創美ブログで工事から完成までの様子もご紹介しています。

 建設地:神奈川県三浦市
家族構成:ご両親+ご兄弟
工事種別:新築
工事面積:130.55㎡