今日は朝から、神奈川県民ホールへ。

とは言いましても大ホールではなく、大会議室で

建築士定期講習会を受講してきました。

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建築士には設計及び工事監理の業務独占権限が

付与されておりまして、その業務に従事するに足る

十分な知識及び技能を有している必要が求められます。

しかしながら、近年の建築技術の高度化に伴い、

建築物の高層化、大規模化、複雑化等が進展し、

建築基準法令の改正等も頻繁に行われるなど、

常にその知識を更新する事が難しくなっております。

そこで、平成18年の建築士法改正により、

建築士事務所に所属する建築士は、原則3年ごとに

定期的に講習を受けるよう定められました。

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と言うことで義務化以降平成22年、平成25年につづいて、

平成28年の今回が3回目の定期講習会でした。

10時半から18時半までたっぷり8時間、

225ページのテキストを一気に読みます。

最後の1時間は、考査を受けまして、

合格する必要もあります。

今日は、70名ほどの建築士が参加しており、

会場は一杯になっていました。

講師の方も受講された方も皆さまお疲れ様でした。

今日は暖かい一日でしたが、週末はまた寒くなるそうです。

どうぞ暖かくしてお過ごし下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

先週の土曜日は、木の建築フォラムの研究集会

熊本地震にみる木造住宅の被害

「私は見た そして 私は云いたい」へ行ってきました。

会場は、写真の東京大学農学部内

アネックスセイホクギャラリーでした。

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熊本地震から8か月、前震直後から熊本にて、

木造関係者達が、それぞれの立場で、

見て、感じて、考えたことを語ってくれました。

最初に国立研究開発法人 建築研究所の

槌本敬大さんによる基調講演

「2016年熊本地震における実体験と木造被害の分析」

たくさんの現地写真を使い、全体像について話されました。

その後、6人のパネリストによる見て云いたいへ。

熊本城の城下町にお住いだった建築士 宮野佳輔さんは、

本震でご自宅が倒壊、被災地の生の声を聞かせてくれました。

現地では、木造住宅への信頼低下が激しく、

今後の信頼回復が課題となっているようです。

日頃、耐震診断、耐震補強に力を入れておられ、

各被災地を歩いて来られている金井工務店 金井義雄さんは、

効果のある耐震補強を広めるためにはどうすべきか

これからへの問題点を上げて下さいました。

熊本大学が被災してしまったことから、現地調査を行った

大分大学工学部 准教授 田中 圭さんは、これまでに

2,340棟の分析対象建物の調査を行っており、

現在も継続中とのことですが、2000年の

基準法の改正以降に建てられた建物で全壊と診断された建物は、

6%と引く抑えられているとの報告がありました。

耐震のスペシャリスト工学院大学名誉教授 宮澤健二さんは、

具体的な問題点を事例を上げながら解説してくださいました。

現行基準法の問題点や改善点についても触れておられました。

最後の東京都市大学 教授の大橋好光さんは、まず

震度は、1996年(阪神・淡路大震災の翌年)に改正されたので、

阪神・淡路大震災の震度7と熊本地震の震度7は

同じでないということをから、現代の木造住宅の耐震性能を

どのように考えていくかといった話までされていました。

各人のお話の後には、ディスカッションも行われ、

様々な立場からそれぞれの意見があるということが、

とても興味深く、4時間があっという間に感じられる会でした。

長くなりましたが、最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

今日は先日、見学ツアーに参加するために

出掛けました軽井沢で偶然に発見しました

斎藤裕さん設計による『好日山荘』をご紹介致します。

実は『好日山荘』、目的地へ向かう途中で

田中が見つけてくれました。

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曲面が組み合わされた赤い屋根が異彩を放つ建物です。

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見る角度によってさまざまな表情を見せる

複雑な形をしたこの建物を本の中で斎藤裕さんは、

「次々と連続していく空間構成」と仰っていました。

今でこそ、バブル的という言い方もできますが・・・

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建築ではファサードを意識して設計されることが一般的ですが、

この建物はご自身、正面のない建築物と仰っている通り、

彫刻作品的思考で計画されています。

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切り取られた森の姿も特徴的です。

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こちらの≪現代の建築家≫斎藤裕では、

表紙を飾っている作品です。

外からだけでも見ることが出来て、良かったです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。