通常、新たに購入した土地に、家を新築される場合には

なるべく土地を寝かせておく期間を短くするように

設計をさせていただくことになります。

しかし今回は、クライアントさん自ら、

「焦らずにジックリと進めたい」とのご希望もあって、

やや、ゆっくりと進んでいます。

先週末には、これまでにご提案させていただいたプランを持って、

現地でシュミレーションを行いました。

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隣地の建物との関係や、太陽の動きはもとより、

部屋の広さや配置、動線、車の停め方まで

それぞれのプランの場合を当てはめてみます。

そうする内に、建物の形状が固まってきました。

お天気も良く、とても穏やかな日でしたので、

有意義な打合せになりました。

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息子さんもすっかりピクニック気分を満喫してくれていたようです。

現在計画中の新築住宅は、既存の建物を解体しての建替えです。

そのため、古い建物の解体から行います。

今日は、解体工事の最終日ということで、

状況確認のため現地へ行ってきました。

すると敷地の隅に忘れ物が在ることが判明し、

再度重機の出番となりました。

敷地と道路に1m程の段差があるので出入りが大変です。

どの位大変かは写真でお伝えしたいと思います。

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降りるときはアームを固定して、重力に逆らわずに無事到着。

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敷地を隅まで移動します。撤去が終わると逆回転です。

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ガラの山を登ります。

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ほぼ浮いています。アームだけが頼りです。

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怖がりの私はハラハラし通しでしたが無事登頂。

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あとはガラをトラックへと積み込んだら終了です。

御疲れ様です。慎重な作業、ありがとうございました。

松匠創美では家づくりの際に必ずお勧めするものがあります。

それは無垢の床板です。特に、無垢でも塗装がされていない、

無塗装のものから選んでいただいています。

樹種の選択は暮らし方やお好みによって様々ですが、

個人的には、あたりのやわらかい針葉樹(杉や松系)が好みです。

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今回、逗子に新築中の現場ではオーク材を貼ることになりました。

先週末はクライアントご夫妻自ら

一日かけて、床板に桐油の塗布作業をしました。

この作業、暮らし始めてからもメンテナンスとして

必要になることですので、家を愛していただくための

入口としても大切なことだと思っています。

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塗布し終わった床板が積み重なっている所です。

あとは大工が巧く貼ってくれるのを待つばかりになりました。

梱包をバラシながらの大変な作業、本当にお疲れ様でした。