こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
中国の新型ウイルスがどうなるのかとても気になりますが、関東では1月末が、今年のインフルエンザのピークになるそうです。実は、木造校舎はインフルエンザの感染抑制の効果があるとも言われています。ということで今日は、「木材がもたらす人への効果」について書いて見たいと思います。

日本住宅・木材技術センターによると、木造校舎と鉄筋コンクリートのRC造校舎と比較すると、インフルエンザによる学級閉鎖数が、木造校舎はRC造校舎の1/3。また、1人の児童が病欠する回数も木造校舎の方がRC造校舎の半分という調査結果があるそうです。この要因は、木材の持つ「調湿作用」によるものです。木は湿度が低い時には水分を放出し、湿度が高い時は水分を吸収します。インフルエンザが流行する1月2月は、湿度が45パーセント程度ですが、湿度が50パーセントを超えると感染力が下がります。木材で内装を仕上げた木造校舎の場合、調質作用により50パーセント程度になる為、学級閉鎖が減るという事のようです。

その他にも学校建築では、木材による心理的効果も高く評価されています。
児童の学校でのストレス調査では、木造校舎の方がRC造校舎より、集中、やる気が高くなりました。また、児童に学校での好きな場所は何処ですかという問いに対しても、木造校舎の場合は、廊下、階段などRC造校舎では出なかった場所が挙げられ、逆に保健室という回答が減っているそうです。木材で内装を仕上げられた学校の場合、児童が、床に座ったり寝そべったり、壁に寄り掛かる行為が増える事が報告されていて、おそらく子供たちのリラックスに繋がっているのではないかと思います。

リラックスと言えば、木の香りそのものもリラックス効果をもたらす事がわかっています。スギの香りは、脳の活性化と自律神経の鎮静化に効果があり、リラックス状態を作ります。スギやヒノキは、人にとってリラックスする香りですが、反対にダニにとってはストレスの要因のようで発生率が下がります。

その他にも、室内の木質化を上げると、わくわく感、行動力の向上や、紫外線を吸収する、吸音効果で音をまろやかにするなど、目と耳にやさしい効果もある事が解っています。また、転んでも骨折しにくい効果もあります。高齢者施設では、病気、怪我、痒み、不眠などの心身不調出現率が木質化によって下がる事が確認されていて、これらの木材がもたらす人への効果によるものと考えられています。

木が人に良い影響をもたらし、地球温暖化対策にもなり、経済を支えるものでもあるという事を木に触れながら子供達に伝えていこうという運動が年々高まっています。
自分でも書きながら、木って凄いなって、あらためて思いました。

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