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葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
この度は、台風15号の影響で大規模停電や暴風雨で被害を受けた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。千葉県の大規模停電では病院の非常用バッテリーが空になるという重大な事態が起きる中、「太陽光発電に救われた」といった一般の方の声もあり、災害時に扇風機や携帯電話の充電ができる事の重要さが再確認されつつあるようです。今日のメルマガは、「太陽光発電の卒FIT」と題しまして、11月から始まる太陽光発電の新時代について書かせて頂きたいと思います。

再生可能エネルギーの普及を促進するため、太陽光発電パネルを設置した場合、発電した電気を電力会社が一定価格で一定期間買い取る事を国が約束しています。この制度の事を「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」といい、通称「FIT」と呼ばれています。
10kw未満の住宅用太陽光発電パネルを設置した場合、電力会社の固定価格買取期間は10年間と決まっていて、2019年11月以降に買取義務期間の10年間が終了するご家庭が出始めます。この事を「卒FIT(2019年問題)」といいます。
2019年11月以降に順次10年間が終了する家庭が増え続けるのですが、国は期間終了したご家庭に新たにFITを設ける予定は無く、卒FITをする家庭の今後の対策としては、a、発電した電気の内、余剰電気は不使用とする。b、蓄電池等に蓄電し、自家消費率を上げる。c、蓄電池の代わりに電力会社に仮想蓄電をしてもらう。d、小売電気事業者と買取契約を締結する。などがあります。

a、の余剰電力を不使用とする場合は、電力会社に0円で引き取られる事になるので勿体ない気がします。また、b、の自家消費率を上げる為に新たに蓄電池などを導入する場合、蓄電池の性能やコストの面のバランスが悪く、一番性能の良い蓄電池でも電気自動車の蓄電池と言われていますので、次期早々かも知れません。今、お勧めできるのは、c、の仮想蓄電とd、の小売電気事業者と買取契約を締結の二つです。

c、の仮想蓄電については、東京電力が既に発表しており、月額4000円で、月単位の余剰電力の内250kWhまで使用電力に充て、それを超える場合は、8.5円/kWhでの買い取りとなります。他の電力会社でも同じサービスをするかは、まだ未定のようです。d、の小売電気事業者と買取契約を締結する場合ですが、こちらも東京電力は、8.5円/kWhで買い取ると発表しています。他の電力会社も順次発表していまして、大きな電力会社の場合は東京電力より高値買取の設定をしているようです。

卒FIT後の余剰電力の買取契約は、卒FIT後に期間が空いてからでも出来ます。また、会社によっては複数年契約の場合もありますので、十分に検討してから行うことをお勧めします。

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