こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木で注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】 こんな感じに過ごしています 「 ヤマウシ小屋 」

【2】  家づくり雑記帖 「 無垢のフローリング  」

【3】 家づくりのことば 「 ムクリ 」

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【1】 こんな感じに過ごしています「 ヤマウシ小屋 」

こんにちは 田村です。

前々回のこのコーナーで 葉山に新しいお店が何軒かオープンしています・・と書きましたので 今回はその1つ「ヤマウシ小屋」さんに行ってみました。

事務所からも近い長柄という場所に 逗葉新道という高速道路から続いた一部有料道路があります。電車が通っていない葉山にとっては玄関口とも言える道路のひとつで 葉山を代表するようなお店がいくつか建ち並んでいるその中にひっそりと家庭料理のお洒落な食堂「ヤマウシ小屋」さんがオープンしたのは4月終わり頃でした。

実はまだお店になるとわかる前 建物の工事が完成してから車で前を通る度に ここは家なのかな?お店なのかな?と何になるのかちょっと気になるオーラが出ていました。真っ白で四角い形をした建物の1階真ん中正面に 上半分がガラスで下半分は水色に塗られた鉄の扉があり その右側面に腰高ほどの窓ガラスが一面に入って中の様子が見え 少し奥にキッチンらしいカウンターがあるのがわかりました。特にお店ができるとの噂は聞いていませんでしたが どう見ても普通の住宅には・・ちょっと見えませんでした。

しかし 暫く経っても動きがないので 半ば家だったのだと諦めかけていた時 窓ガラス越しに手書きで「ヤマウシ小屋」と書かれた看板を発見し そのタイミングでパートナーから「お先にランチを頂いてきたよ。」と そこが食堂になったことを教えてもらいました。

すでにホームページもできているという事で まずは情報収集をと思い覗いてみると 営業時間は週3~4日で 季節によっては営業日が増減することもあるとか・・そして ランチタイムには少しでもお待たせしないようにと 席数を減らしての対応となります との断りが。
う~ん このアクセクしないのんびりとした営業スタイルが 葉山らしいお店だなぁと画面を見ながらニヤリと笑ってしまいました。

近隣の鎌倉や逗子で暮らす人達でさえも 葉山には独特の時間が流れているよね と言われるほどのんびりとした空気が漂うこの町には 自分の生活リズムを基準にお店を開くという店主さんが多いようです。生活していけるの??と不思議になりますが お金の心配をするより 葉山での生活を楽しみたいという気持ちが強く伝わってきます。

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さて前置きが長くなりましたが 夜ごはんを頂きにお店におじゃますると白い綿ニット帽を被った木綿のワンピース姿のすらっとした女性の店主さんがニコニコして迎えに出てくれました。店内は 2人掛けのテーブル席と6人ほどのカウンター席がある小さな空間の奥にキッチンがあって その天井から吊下げられた照明にはレースや綺麗な色の布が被せられ 温かみを帯びた光がお店の雰囲気を出していました。

夕方からの営業日は少ないそうですが 店主さんはビールが好きという事で 夜はお酒に合いそうな小皿料理が黒板のメニューに並んでいました。
何にしようかあれこれ悩んでいると もうひと組お客さんがいらして注文が同時になってしまいました。店主さん一人で注文から料理まで切り盛りしているので さほど待たされていないのに気を使われたのか ランチ用に出していたスープや揚げパンが残っていたのでよかったらどうぞと サービスしていただきました。家庭料理とうたっていますが いやいやその枠を越えてますよ とバラエティーに富んだお料理はとても美味しかった
です。そして値段もとてもお手頃ですので お腹もお財布もニンマリでした。

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【2】家づくり雑記帖 「 無垢のフローリング 」

こんにちは、設計の田中です。

先週末に関東地方も梅雨入りをしました。
湿気の多くなってくるこの時期になると、家の玄関ホールの無垢のフローリングの気持ち良さが際立ってくるなーと感じています。
今日は、そんな無垢のフローリングの魅力とメンテナンスについて書きたいと思います。

家の中で生活をしている中で、一番触れている時間が長い部分が人間の足の裏と床です。
松匠創美では、そんな床の仕上げ材にいつも肌ざわりも温もりも良い無垢のフローリングをお勧めしています。

無垢のフローリングは関東地方などでは湿気の多い夏季に空気中の水分を吸収し、逆に乾燥した冬季には湿気を排出しています。
湿気を多く含んだ状態ではムクリ、乾燥していれば縮んだり、反ったりします。
一方、湿気に対する吸排出は優れた調湿性能とも言われ、無垢の木の持っている性質です。
また、同じ産地、同じ樹種、同じ業者、同じ梱包であっても同じ板は存在しません。
右の顔と左の顔が違うように、一枚一枚がちょっとづつちょっとづつ違っています。

そんな性質の持っているからこそ起こり得る事がいくつかあり、付き合い方があります。

冒頭に書いたように、呼吸をすることで冬の乾燥した時期にはフローリングの目地の隙間が想像してたより大きく開いてしまって心配になる事があります。でも春になり梅雨の時期には、すっかり隙間は無くなることが殆どです。
また、無垢の木の場合、適切な施工をしていても新築して間もなく「ヒビ割れ」や「ささくれ」、時には「床鳴り」や「跳ね上り」が起きることも有ります。
施工する際に、大工も材の状態を見極めながら貼っていくのですが、天然のものなので、個体差をなくすことができません。
さすがに生活に支障をきたすような場合は、様子を見ながら削ったりして調整していくことが必要です。

足ざわりが良い分、物を落としたりするとフローリングが凹んでしまう事もあります。
新築してしばらくはショックに感じてしまう場合もありますが、新しい生活に慣れてきた頃には、さほど気にならなくなり、数年後には味わいに変わっています。
どうしても、ココだけは凹みが目立つので直したい等の場合は、凹みに水滴を垂らし水を含ませた当て布の上からアイロンをかけると復元したりします。

松匠創美では無垢のフローリングの性質を損なわないように、塗膜系の塗装ではなく桐油等の塗布を進めています。
そうすることで食べ物などを落とした時の汚れも、ある程度は落ちます。多少ゴシゴシやったり、水分を多く含んだ雑巾で拭いても大丈夫です。
カサついてきたら、食器洗いの後にハンドクリームを塗るように、桐油をまた少し塗り足してあげてください。
もし完全にシミが消えなかったとしても、いつか経年変化の飴色に紛れて目立たなくなってしまいます。

無垢のフローリングはその手入れが大変と心配される方もいますが、思ったより楽に付き合うことが出来ます。それ以上に年々味わい深くなる風合いは期待を裏切りません。
一日中働いて家に帰ってきた時、または一日中遊んで泥んこになった靴下を脱いだ時、お風呂上がり、ベタベタしない気持ちの良い足ざわりは無垢のフローリングが一番です。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのことば

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉 気になるその意味について紹介していきたいと思います。

○ムクリ

建築学用語辞書をめくっていた時「ムクリ」ということばに目が止まりました。
昔からあるような響きにきこえますが 私は日常で使った覚がありませんでした。しかし 先日ある番組で今年完成した東京スカイツリーのデザインのひとつに 日本の伝統的な「ソリとムクリ」という形状が使われています」とナレーターが話していたのを思い出しました。
ムクリとは 線(面)が凸に湾曲した形状を言うそうで 代表的な例だと法隆寺など奈良・平安時代の寺院の屋根や柱の中央部分がゆるやかに膨ら
んでいる形状などを言うそうです。その逆はソリ(反り)なんだそうで こちらは普段から“板が反り返る”など 日常的に使っていましたから私でもわかるのですが 屋根や柱形状ではムクリの意味があまりピンときませんでした。
さっそくお昼時にムクリとはどういうことなのか?と聞いてみました。

「身近なわかりやすい事で言えば 無垢の床板の家に暮らしていると 足の裏に凸凹を感じることがあると思うけれど それは床板が家の湿度調整をする際に 気温が高く湿気が多いと水分を含んで 板の中心が上方に膨らむことがあって その膨らみのある湾曲形状のことをムクリと言って 逆に乾燥すると放出することで端が反り返りやすくなるので この状態を反りと言うんだよ 上方向か下方向かに湾曲している違いなので 今ではどちらも反りと言ってしまっているのかもしれないから馴染みがなかったのかもね。」と解説をしてもらいました。

なるほど 確かに床板の肌触りが微妙に違うのはその為だったのかと ことばとしても形状としてもとても勉強になりました。ただし 木の動きはその種類や施工状況によって ムクリやソリが逆の場合もあるということでした。 家の中にいても 木の動きで外との繋がりを感じられるのは 楽しいことだなぁと思ったことばでした。

○むくり(起り) 線または面が上方に凸に湾曲していること。
むくり梁・むくり屋根などがある。
「建築学用語辞典 岩波書店より」

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美

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