こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木と自然素材で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今月11日に東日本大震災から10年が経ちました。東北ではいまだ余震で大きな揺れがあり、不安な気持ちで過ごされている方も多くおられることと思います。そうした事やハウスメーカーさんがCMで耐震等級について触れていることなどもあって、最近は耐震性能への注目が高まっているそうです。そこで今日は松匠創美で考える「構造用金物」について書いて行きたいと思います。

「構造用金物」とは、土台、柱、梁、筋違などの木材同士を接合した部分が、地震などで揺れた際に簡単に外れてしまうことを防ぐために取付ける金物で、正式には構造用緊結金物と言います。

阪神淡路大震災を受けて法律が改正され、構造用金物で各部を接合する事が決められましたが、実際に施工をしていくと、金物同士が近くなりすぎて施工することが難しい箇所などがあることが分かってきました。

そこで、法律では構造用金物は「Z金物」と呼ばれる金物を使用するか、「同等以上の金物」を使用することとなっていることから、各金物メーカーが施工しやすい「同等以上の金物」を現在では開発してくれています。

この「同等以上の金物」は施工状況によって使い分けられる様に、沢山の種類が発売されています。そのカタログを読み込みますと、認定品とか試験済とか製品によって違う表示がされている場合があります。この違いは、認定品がZ金物と同じですという認定で、試験済はZ金物と同じ強さがあるということを公的試験施設で確認済ということです。

認定品の金物も試験済の金物も、どちらも木造住宅では一般的に使われていて、安心して使える金物なのですが、筋かい金物に少しだけ使い方注意の金物があります。

法律で筋かい金物は、筋かいと柱及び梁の3点を固定するように書いてあります。それは地震で揺れた際に3つの部材をしっかりと固定されていることで建物の崩壊を防ぐことができるからです。

しかし、筋かい金物の中には、筋かいと柱だけを固定して、土台や梁には固定しないタイプの金物があります。このタイプの金物が開発されたのは、金物同士が干渉することを回避することができることに加え、施工が容易であることであること考えられます。

ちょっと気になったので、この金物についてメーカーに確認をとると、筋かいと柱だけを固定する金物は、公共建築では採用されない使用できない金物とのことでした。

松匠創美では、予てより木造構造設計の第一人者の先生が、この筋かいと柱だけを固定する金物を使用しないと言っていたこともあり、使用を避けています。金物同士が干渉してしまう部分については、金物を取り付けられる面積が広い4寸角の柱や4寸巾の梁を標準仕様にしていることやその都度回避方法を検討することで補うようにしています。

これからも直ぐに便利なものに飛び付かず、一歩踏みとどまって考え、良い仕事をすることがクライアントの為になると信じて家づくりをしていきたいと思います。

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