先日、ブログでご紹介をしました7月中に着工しなければ

と言っていました葉山の住宅ですが、本日、遣り方を出しました。

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遣り方(遣形)とは、建物を建てていく際の基準をつくる

大切な作業です。作業の流れは次のようになります。

1)敷地の境界線を基準に、

  配置図に基づいた建物の大きさを地面の上に糸で示します。

2)地面に糸で示した建物の大きさよりひと回り大きく、

  建物の角になるところに杭を打ち込みます。

3)打ち込んだ杭に基準となる高さを出して

  貫板(グルッと横に渡した板)を水平になるように打ちつけます。

4)杭が動かないように出隅部分は

  筋違い(斜めに打ち付けてある板)で固定します。

5)最初に地面に示した建物の大きさを

  今度は貫板の高さにもう一度正確に糸を張って出します。

このような一連の作業をすることで、

正しい位置に建物を建てることが出来ることになります。

今回は敷地境界線に対して建物の配置が

平行ではありませんでしたのでちょっと神経を使いましたが、

思ったほど苦労することなく、無事完了できました。

次は地盤の補強工事です。