■ 第9号 ■

■□・・―――――――――――――――― 2009年11月18日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□こんな感じに過ごしてます・・

こんにちは 田村です。

我が家には 黒ラブラドール犬(ブラウニー)が1頭と
雑種の猫も5匹ほど 一緒に暮らしています。

その中で私が溺愛している茶トラの猫(チャル)がいて
彼だけが  私と同じ部屋で眠ることを許されています。

毎朝5時になると「パトロールに出かけてくる」と 言う彼
を部屋から送り出し 1時間ほど過ぎるとまた戻ってくる
ので 部屋に迎い入れる事が 日課になっています。

先日の雨の日 パトロールから戻ってきた時の様子が
普段と違って落ち着きがありません。
どうしたのかな?と思い 不安そうに何かを私に訴え
ているので 彼の後をついて行くことにしました。

私の部屋は2階にあって 1階に降りて行くと猫たちが
庭から自由に出入り出来る部屋があります。
その前で「にゃにゃにゃ」と 小さな声で私に何かを教
えようとしています。

「ん?なんだか生臭い・・・。」

またお土産(モグラなど・・)かも(汗)嫌な予感を感じ
ながら 部屋に入ってみました。

薄暗い中を 注意深く見まわすと 何かがかすかに
動いています・・!!
「たっ タヌキッ!!」・・なんて声も出ませんでしたが
なんと 部屋の中で狸さんが「なんですのん??」って
な感じで 私に驚く様子もなく 毛づくろいをしています。

えらいこっちゃ!と 後ずさりしながら ブラちゃん(犬)
に何とかしてもらおう!と ブラウニーを捜しに隣の
部屋に行くと さらに驚くことに ブラウニーはぐーぐー
とイビキをかいて 寝ているではありませんか・・。

犬にも猫にも好かれる ブラちゃん このおおらかさが
人気の秘訣なのね・・・。

さて 狸さんですが こちらも大物らしく(ブラウニー
の助けを諦めて)フライパンを叩いて大きな音たてても
ほうきで威嚇しても お構いなしに寛いでいて 慌てる
様子がありません。
しかし ワイワイ騒ぐ人間たちを気の毒に思ったのか
「雨も小ぶりになってきたので お邪魔しました。」と
部屋から庭へ出て行きました。

この日は雨がかなり強く降っていたので 雨宿りをしに
家の中に入ってきたようです。

色々なことに驚かされましたが 田村家の番犬は 草
食系男子だと言うことが わかったこと。

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( ↑ ブラウニーです(^w^;) )

そして 頼りになるのは番犬ではなく 番猫だと言うこと。

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( ↑ チャルです・・豹柄の膝かけが 最近お気に入り・・)

でも 空ちゃんだったら?と思うと また話は違うんだろ
うなぁ・・なんて(^-^;

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シリーズ「松匠創美のたてた家」

第三回
「光が差し込む明るい家」

お施主さんは、建売住宅を購入し、暮らし始めてみると
その家が、家族の肌には合わないコトに気がつきました。
それからは引越しをしたいとの思いに駆られるようになり、
土地を探して、今度は「注文住宅」で建てたいとの依頼で
した。

その思いは明確で「とにかく明るい家にしたい」という
ものでした。

家族構成は、ご夫婦二人とお子供様二人の四人家族。
計画地は、神奈川県は三浦半島の落着いた住宅地。
東西に細長く、東側に道路、西側と南北には宅地に
囲まれている条件でした。

当初、南側の隣地には建物が建っていませんでしたが、
建売住宅が建つ事がわかっていましたので、不動産屋
さんを介して、その平面図とパース(透視図)を入手
してからプランに取り掛かりました。

「とにかく明るい家」がご希望でしたので、リビングと
ダイニングキッチンを2階に計画し、南側は、隣家から
十分に距離を置き、互いの窓の位置に配慮しながら大き
な開口部を計画しました。
また、2階の利点を活かして天井を高くましたので、
間口が狭いことからくる窮屈感もなく、ハイサイド窓が
一年を通じて自然の光を送り込んでくれるので、とても
明るく、開放感のある部屋に仕上ることが出来ました。

北側階段ホールの2階部分には、大きな窓を設けて、
自然の光がしっかりと1階まで届くようにしました。
おかげで、暗くなりがちな1階の廊下や玄関ホールも
十分に明るい空間にすることが出来ました。

お客様の声
要望通りの明るい家になりました。
足元は無垢の木なので、気持ちが良く、住み心地満点です。
休日に4人がそろうと楽しいし、家族全員感謝しています。

設計:久保歩美・田中伸二

写真はこちらです。

 

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□家づくりのことば・・

私(田村)が 事務所内で聞く会話の中に「今のは何の事?」
と思う建築用語がたくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉など
を ここで少し紹介したいと思います。

○ピンコロ

金物屋さんからの伝票を データ入力している時に
「羽子板付 くつ石」と言う建材の名前がありました。
羽子板の付いた靴石? くつ石・・って何でしょう?

丁度その時 棟梁の松田が事務所で打合せをしていた
ので「くつ石ってなんですか??」と 聞いてみました。

「くつ石は“沓石”って書くんだよ。デッキ柱の下に置く
基礎石の事でね。ピンコロとかでも・・・・・・」

と 説明を受けているうちに 心はもうピンコロに興味が
移ってしまいました(笑)

ピンコロ きっと可愛い石に違いないんじゃないかと☆

○ピンコロ=斑岩や花崗岩を加工した小舗石のこと。
サイズは一辺が 90mmの立方体。
ヨーロッパでは 歩道や車道に敷き詰められ
ていて 十分な強度がある。

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美
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