途切れ途切れでご紹介をしてまいりました
第１６回木造耐力壁ジャパンカップも残すところ
トーナメント優勝を果たしました 『ITAMADO ２』 の
最終加力戦のみとなりました。
歴代の最大耐力は６２．８３KNということで、
記録更新なるか、期待が高まります。
学生さんが最後の体力を振り絞って加力を始めて
５０KN位までは順調に数値を伸ばしていたのですが、
既にこれまでにそれなりのダメージを負っていることもあり、
５６KNを超えたくらいで、右側柱の柱頭付に亀裂が発生し
耐力が落ちてしまったことにより、加力が出来ない状態となり、
破壊には至りませんでしたが、ここで終了となりました。
次の写真が亀裂した部分です。
これだけ割れていてもビスがしっかりと効いていることで
倒壊には至らないということが判ります。
桁上から見た写真です。
１本の柱に対して７本のビスが打たれているのが見えます。
最後まで持ちこたえた柱脚部もビスがしっかりと効いています。
柱がこんな形状に加工されているとは思いませんでした。
そして近づいて見ますと、中央部分の開口部に
ガラスが入っていることが判ります。
万が一割れたときのことを考えて念のため、
フィルムを貼っておいたそうですが、このガラス全くの無傷でした。
今大会は、このロングビスの性能の高さが印象的でした。
ここ数年、金物を使わない壁の活躍が目立っていたのですが、
ちょっとしたレギュレーションの変更によって、
大会のトレンドが移っていくところも興味深いところです。
第１６回木造耐力壁ジャパンカップのことは、今回が最終回です。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
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第１６回木造耐力壁ジャパンカップ－８
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