芸術の秋にちなんで、今日は展覧会のお話です。

とは言いましても、実は8月の暑い盛りに

NHK朝の連続テレビ小説 『梅ちゃん先生』の

オープニングに使用されていたジオラマが

展示されているという  『昭和幻風景ジオラマ展』を

横浜高島屋まで観に行った時のことです。

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ジオラマ作家の山本高樹さんの昭和の町並みを描いた作品、

30点あまりが展示されていました。

良く作り込まれた作品群は大変見応えがあり

存分に楽しめる内容でした。

ここ10年くらいは、古い木造の建物に手を加えたお店が

人気を集めたりしていますが、現在の日本では、

昭和の町並みは、すっかりファンタジーの世界なのです。

ジオラマで再現された町並みから切実に感じました。

梅ちゃん先生の時代(昭和30年ころ)を描くには、

このジオラマが無くてはならなかったのだと思います。

いつも家づくりのことを考えて日々を過ごしていますが、

出来れば輸入住宅のような家ではなく、

どこかに日本の香りのする家を造りたいと思っています。

それも、段々難しくなっていくのかも・・・と

深く考えさせられるジオラマ展でした。