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メルマガ 2019/09/25

■ 第204号 ■ 家づくり雑記帖 「 太陽光発電の卒FIT その1 」

■ 第204号 ■ 家づくり雑記帖 「 太陽光発電の卒FIT その1 」

□・・───────────────2019年9月25日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは、設計をしている田中です。
この度は、台風15号の影響で大規模停電や暴風雨で被害を受けた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。千葉県の大規模停電では病院の非常用バッテリーが空になるという重大な事態が起きる中、「太陽光発電に救われた」といった一般の方の声もあり、災害時に扇風機や携帯電話の充電ができる事の重要さが再確認されつつあるようです。今日のメルマガは、「太陽光発電の卒FIT」と題しまして、11月から始まる太陽光発電の新時代について書かせて頂きたいと思います。

再生可能エネルギーの普及を促進するため、太陽光発電パネルを設置した場合、発電した電気を電力会社が一定価格で一定期間買い取る事を国が約束しています。この制度の事を「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」といい、通称「FIT」と呼ばれています。
10kw未満の住宅用太陽光発電パネルを設置した場合、電力会社の固定価格買取期間は10年間と決まっていて、2019年11月以降に買取義務期間の10年間が終了するご家庭が出始めます。この事を「卒FIT(2019年問題)」といいます。
2019年11月以降に順次10年間が終了する家庭が増え続けるのですが、国は期間終了したご家庭に新たにFITを設ける予定は無く、卒FITをする家庭の今後の対策としては、a、発電した電気の内、余剰電気は不使用とする。b、蓄電池等に蓄電し、自家消費率を上げる。c、蓄電池の代わりに電力会社に仮想蓄電をしてもらう。d、小売電気事業者と買取契約を締結する。などがあります。

a、の余剰電力を不使用とする場合は、電力会社に0円で引き取られる事になるので勿体ない気がします。また、b、の自家消費率を上げる為に新たに蓄電池などを導入する場合、蓄電池の性能やコストの面のバランスが悪く、一番性能の良い蓄電池でも電気自動車の蓄電池と言われていますので、次期早々かも知れません。今、お勧めできるのは、c、の仮想蓄電とd、の小売電気事業者と買取契約を締結の二つです。

c、の仮想蓄電については、東京電力が既に発表しており、月額4000円で、月単位の余剰電力の内250kWhまで使用電力に充て、それを超える場合は、8.5円/kWhでの買い取りとなります。他の電力会社でも同じサービスをするかは、まだ未定のようです。d、の小売電気事業者と買取契約を締結する場合ですが、こちらも東京電力は、8.5円/kWhで買い取ると発表しています。他の電力会社も順次発表していまして、大きな電力会社の場合は東京電力より高値買取の設定をしているようです。

卒FIT後の余剰電力の買取契約は、卒FIT後に期間が空いてからでも出来ます。また、会社によっては複数年契約の場合もありますので、十分に検討してから行うことをお勧めします。

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メルマガ 2019/08/28

■ 第203号 ■ 家づくり雑記帖 「次世代住宅ポイント」

■ 第203号 ■ 家づくり雑記帖 「次世代住宅ポイント」

□・・───────────────2019年8月28日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは、設計をしている田中です。
予定されている消費税10パーセントへの引き上げが、およそ1か月後になりました。前回の消費税引き上げの時と同様、今回も住宅事業への影響に備えて、いくつかの制度が用意されました。今日は、その中から「次世代住宅ポイント制度」について書いてみたいと思います。

国土交通省のパンフレットによると、次世代住宅ポイント制度とは、2019年10月の消費税引き上げに備え、良質な住宅ストックの形成に資する住宅投資の喚起を通じて、税率引き上げ前後の需要変動の平準化を図るため、税率10パーセントで一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、様々な商品等と交換できるポイントを発行する制度です。

この制度は、注文住宅の新築、新築分譲住宅の購入とリフォームが対象で、新築の場合の性能要件は、省エネルギーの対策をした住宅。劣化と維持管理の対策をした住宅。耐震又は免振の住宅。耐震性のない住宅の建替。家事負担軽減設備を設置した住宅などで、リフォームの場合は、開口部や外壁、屋根、天井、床の断熱改修。エコ設備の設置。耐震改修。バリアフリー改修。家事負担軽減設備の設置などです。

これまでの住宅エコポイントと大きく違うところは、対象住宅の性能が、環境対策としての省エネ性能の向上だけではなく、耐震性や健康長寿、子育て支援、働き方改革に資する住宅が対象で、ポイントと交換できる商品も、環境や防災、健康関連、家事負担軽減、子育て支援、地域振興に関する物となります。

取得できるポイントは、条件によって異なりますが、新築の場合は基本上限30万ポイント。
リフォームの場合も30万ポイントですが、若者子育て世代の方は最大45万ポイントになります。更に、若者子育て世代の方が既存住宅を購入してリフォームをする場合は60万ポイントが上限となります。

期間は、注文住宅の新築とリフォームの場合は、今年の4月から来年3月までに、工事の請負契約、着工し、今年の10月以降に引き渡しを受けた物件が対象となります。

今回のポイントは、工事費に充てられない制度ではありますが、交換商品の中には、冷蔵庫やテレビ、洗濯機などの家電。リビング家具や寝具やカーテンなどのインテリア商品などがありますので、新しい生活が楽しみになるように思います。

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メルマガ 2019/07/31

■ 第202号 ■ 家づくり雑記帖 「木材の経年変化と劣化」

■ 第202号 ■ 家づくり雑記帖 「木材の経年変化と劣化」

□・・───────────────2019年7月31日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは、設計をしている田中です。
梅雨が明け暑い日が続いています。気象庁の「東京における過去142年間の日別平均気温」を見ると、年々、確実に猛暑日が増えています。地球温暖化の防止には木材の利用が有効ですが、木材を大切に長く使うには地球温暖化は大敵です。ということで、今日は「木材の経年変化と劣化」について書いてみたいと思います。

木材の経年変化と言いますと、色や、硬度の変化があげられます。色の変化は、自然が作り出す風合いとして楽しまれることが多く、硬度の変化は肌触りが馴染む、味が出るなどで好かれる事があります。一方、劣化と言いますと、風化による割れや反り。カビによる汚染や菌による腐朽が挙げられ、強度や衛生面に影響をもたらします。
これらを引き起こす代表的な因子としては、太陽の紫外線や熱。雨や雪、霧や結露などの水分。カビ、藻、菌などの微生物やシロアリ、キクイムシなどの虫。その他にも、塩害、酸性雨、砂塵などがあると言われています。
実際には、これらのことが複雑に絡まって木材に影響を及ぼしています。

例えば、太陽の紫外線は木材の変色を引き起こします。一般的には、木材の中の成分が紫外線を吸収し分解していく過程で木材の表面を変色させると言われていて、色が淡くなる樹種、濃くなる樹種があります。身近な木材ではスギ、キリは始め淡くなって最終的に飴色になり、マツ系、ヒノキ、レッドシダーは徐々に飴色なると言われています。

風化は、この変色の時に分解された成分が雨によって洗い流され、また、風に含まれた砂塵などによって木材表面が削られて進みます。木材の表面が削られ荒くなることで、水分を吸収しやすくなり埃が積もりやすくなります。方位や周辺環境によって、カビや藻が生えやすくなりもします。カビは木材の強度を急激に落とすものではありませんが、衛生面で気になります。藻も直接強度を落とす訳ではありませんが、木材表面を乾きにくくすることになります。
また、カビや藻は、高温多湿な地域になれば、その数も種類も増えていきます。カビや藻以外にも、腐朽菌と言われる木を分解する菌類も発生しやすくなりますし、シロアリやキクイムシなどの虫も活発になります。ラワン材や、輸入の家具の表面に小さな穴がポツポツとあいているのはキクイムシが木を食べた後です。日本にも十数種がいるそうです。

このように、様々な因子が複雑にからみあって、木材の劣化に影響していますが、一番大きく影響をもたらすものが「平均気温」と言われ、次に「降水量」、3番目に「日射量」と言われているそうです。

日本は、木材の循環利用が可能なくらい自然環境に恵まれていることからも、藻や菌類や虫などの微生物にとっても恵まれた環境という事でもあると思います。
経年変化を楽しむのも、地球の循環と向き合っていく事だと改めて思いました。

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メルマガ 2019/06/28

■ 第201号 ■ 家づくり雑記帖 「省エネルギー住宅の色々」

■ 第201号 ■ 家づくり雑記帖 「省エネルギー住宅の色々」

□・・───────────────2019年6月27日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは、設計をしている田中です。
近年、次から次へと省エネルギー住宅の基準に関する新しい言葉が登場し、何が何だか解りづらくなって来ました。トップランナー制度、BELS、HEAT20、ZEH、認定低炭素住宅などなど。今日は、この「省エネルギー住宅の色々」を整理してみたいと思います。

現在進行形の建築の省エネ基準は平成28年度基準と呼ばれています。5年前までは、次世代省エネ基準(平成11年度基準)と言われた性能と同等程度と言われていますが、現行の基準によって、より正確に性能を確かめる事ができるように計算の仕方が変わりました。この基準は、2020年度からすべての住宅への義務化が予定されていましたが先送りになった状況です。
また、この省エネ基準とは別に誘導的基準も設けられています。これは省エネ基準より10パーセント以上一次エネルギーの使用量を削減する性能の基準です。

認定低炭素住宅はそれに当たります。低炭素住宅の認定を受けると住宅ローンの控除などの税制の優遇や補助金を受ける事が出来ます。

更に住宅の性能を高めたZEH(ゼッチと読みます)も補助金を受けることができます。ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの事で、建物の窓や断熱の性能を高くしてエネルギー効率を上げ、更に太陽光発電を設置して創エネすることで、エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅です。

他にBELSというものがあります。BELSは住宅の省エネルギー性能の表示制度です。BELSの手続きをすると、省エネ基準を満たしているのか?誘導的基準を満たしているのか?ZEHを取得しているのか?が一目で解ります。

最近は、HEAT20という言葉も耳にするようになりました。こちらは国の政策ではありません。
現行の省エネ基準も誘導的基準も、認定低炭素もZEHも節水や節湯、節電なども考慮に入れてエネルギーの効率性を算出するのに対して、HEAT20では、住宅の窓や断熱の性能に着目しています。そしてHEAT20にはG1とG2の性能があり、温熱環境に特化しているためG1の性能でも、ZEHの窓や断熱の性能より高く、G2は更に高性能になります。

松匠創美の事務所兼ショールームは、住宅ではないので認定低炭素やZEHの取得はできませんでしたがBELSの手続きをしました。また、温熱環境は、HEAT20のG2の性能でもあります。
この時期に来社した人は、エアコンを入れてますか?と聞いてくることもあるくらいの室内環境ですので、是非一度お越しください。

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メルマガ 2019/05/29

■ 第200号 ■ 家づくり雑記帖 「松匠創美の建てた家-緑ゆたかな古都の家」

■ 第200号 ■ 家づくり雑記帖 「松匠創美の建てた家-緑ゆたかな古都の家」

□・・───────────────2019年5月29日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは、設計をしている田中です。
今日は、松匠創美の建てた家で、「緑ゆたかな古都の家」をご紹介します。
松匠創美では、初のチャレンジとなった焼杉の家のご紹介です。とんとん拍子にお話しが進んだり、敷地で困ったことがあったり、完成まで色々な事がありました。
(写真を覧いただけますhttp://www.hayama-ie.jp/example/archives/1076)

クライアントからご連絡頂いたのは2年程前です。
造成中の土地をご購入され、「土地の引き渡しを待っている段階でもご相談可能ですか」というお問合せを頂き、一緒に家づくりをする事になりました。お打ち合わせの際、毎回、葉山まで徒歩で2時間半かけてお越しになるほど、エネルギーに極力頼らず、健康的な生活をされている方でした。

敷地は、閑静な谷間に造成中の区画です。東北西の小高い山に囲まれ、山の向こう側にはそれぞれ寺院もあり、歴史を感じる緑豊かな場所でした。

クライアントのご希望は、国産無垢材の使用と瓦屋根、内部は左官仕上げの平屋建て古都の家です。

計画地は、南を除く3面が道路に面し、南面は隣地が一段下がっているので、冬でも採光が期待できる環境です。また、西側も南側隣地と同じ一段下がって駐車場用スペースになっています。

ご希望に添えるよう、よくよく平屋を検討させて頂きましたが、敷地に段差があることや風致地区の規制により道路から1.5M以内は建物の計画が不可という条件が重なり、ひと部屋だけ2階に計画させて頂き、道路から見ると平屋に見えるよう工夫しました。また、古都の家というご希望に沿う外観をと外壁に焼杉(杉板の表面を黒く炭状になるまで焼いた材)を貼るご提案をさせて頂きました。

計画が順調に進む一方で、造成工事は遅々として進まず、延期につぐ延期でヤキモキすることもありましたが、焼杉材をクライアントのご実家の敷地を借りて一緒に焼いたりしました。そうして完成した家は、クライアントらしい古都の家になりました。

家へのアプローチは北西の玄関からです。玄関を入ると高い勾配敷天井の空間で、実際の床面積より広く感じる空間になりました。目に飛び込む、遊び心ある襖紙はクライアントのアイデア。玄関ホールには来客が利用しやすいようトイレや手洗いコーナーも併設されています。
玄関から入って一つ目の部屋が客間です。こちらも高い勾配敷天井になっていて、窓には障子を納めました。障子は外部の視線を遮り、光を拡散してくれる為、天井の高い部屋に光が回りも明るくなります。

玄関から二つ目の部屋からがプライベート空間で、居間になっています。居間には、畳の小上がりと、コンパクトなキッチンがあります。キッチンの奥に脱衣室と浴室、2階の個室へは、居間から上ります。個室を2階にした事で、1階がコンパクトになり、南側の庭に、小上がりと一体的に使える広い縁側を計画する事ができるようになりました。

2階の個室からは、緑豊かな景色を見る事ができ、また、客間とは障子の開口部で、居間とは吹抜で空間的に繋がっている為、家中を空気が循環できるようになっています。

そう言えば、初めてお会いした時からトントン拍子にお話しが進みまして、松匠創美を選んで下さった理由をお聞きしていませんでしたが、エネルギーに頼らず健康的な生活をされているクライアントのご要望の「古都の家」が完成してみて、選んで下さった理由が分かった気がしてきました。

松匠創の建てた家から写真を覧いただけます。

 

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、今回がメルマガ200号になります。
新しいWEBページの準備も進めているところですが、まだまだメルマガも頑張っていきますので、これからも宜しくお願いします。

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メルマガ 2019/05/07

■ 第199号 ■ 家づくり雑記帖 「住まいの自然換気 」

■ 第199号 ■ 家づくり雑記帖 「住まいの自然換気 」

□・・───────────────2019年4月24日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは。設計を担当している田中です。とても過ごしやすい季節になりました。窓を開けるのもとても気持ちがいいです。ということで今日は、「住まいの自然換気」について書いてみたいと思います。

家の窓を開けて空気を入れ替える時に使う言葉に「通風」と「換気」がありますが、「通風」と「換気」とでは実は目的が違います。通風は家の中に風を取り入れる事で、体温調節や室温調節、体感温度の調節が目的とされ、換気は、湿気や二酸化炭素を含んだ空気と、酸素を多く含んだ新鮮な空気を入れ替える事が目的とされています。
また、通風は、「家の風通しが良い」「風が抜ける」と表現するように、風を感じるのに対して、自然換気は風を感じる事なく、気流を発生させて家の空気を入れ替えます。気流を発生させる方法は二つあり、機械で気流を発生させて換気する方法と、自然現象を利用して気流を発生させて換気する方法です。前者を機械換気と呼び、後者を自然換気と呼びます。

松匠創美の場合は窓を利用して行う自然換気の効果が上がるようにいつも設計させて頂いておりますが、住まいながら気候や風向きを考えて換気をして頂くようにご説明しています。自然換気をうまくするコツは、空気の入口と出口を考えて窓を開け閉めする事です。
自然換気で利用する自然現象は3つあり、風圧力、温度差、ベンチュリー効果です。風圧力を利用する場合では、風上の窓前では空気は正圧、風下では負圧になるため、小さく窓を開けることでも空気が引っ張られ換気が行われます。温度差を利用する場合は、冷たい空気は下降し、温かい空気は上昇する現象を利用する為、窓の高低差をうまく利用します。煙突効果とも言われています。ベンチュリー効果は、風が越屋根や塔屋を通り抜ける際に発生する吸引作用を利用します。日本でも昔の家ではよく利用されていた手法です。

換気は、新鮮な空気と入れ替えるのが目的と先に述べましたが、住まう人だけでなく、無垢の木やその他の自然素材もまた呼吸します。人も家も健康的に長生きする為にも換気をして、気持ちよく暮らすのをお勧めします。

設計:久保歩美・田中伸二

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メルマガ 2019/04/08

■ 第198号 ■ 家づくり雑記帖 「住まいとスギ花粉 」

■ 第198号 ■ 家づくり雑記帖 「住まいとスギ花粉 」

□・・───────────────2019年3月27日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは。設計を担当している田中です。まだまだ肌寒い日もありますが、開花している桜もアチラコチラにチラホラと。かたやマスクと眼鏡姿の人も増えてきました。ということで、今日は「住まいとスギ花粉」について書いてみたいと思います。

松匠創美には花粉症の人が1人だけいますが、国民の4人に1が花粉症で、国民病とも言われるようになっているそうです。その花粉症の原因となる花粉の8割がスギ花粉なのだそうです。
花粉症対策と言えば、マスクと眼鏡の着用。花粉が付着しやすい生地の衣服を避ける。家に入る時は衣服についた花粉を落とす。花粉が飛ぶ日は窓を開けない。お掃除は朝方に行う。などがあります。ポイントとして「室内へ花粉を入れない。入ったものは掃除と洗濯で家の中に残さない」という事になる為、高気密高断熱の省エネルギー住宅は有効という声もあります。
窓を開けて換気したい場合は、環境省が作成した「花粉症環境保健マニュアル2014」にいい情報がありました。窓を開ける巾を10センチ程度にし、レースのカーテンをすることで、全開にした時の花粉の流入量を1/4程度にする事ができるそうです。

一方で、国もスギ花粉の発生源への対策を行っています。林野庁では、戦後に植えられたスギの人工林を伐採し、公共建築の建築資材として利用し、品種改良された花粉が少ないスギをその伐採地に植栽する事を促進しているようです。間伐など、人の手によって管理されず放置されたスギの人工林では、スギが生命の危機を感じ、自身の子孫を残そうと花粉を多く飛ばします。こうしたスギを公共建築や木製の製品に利用する事でスギ花粉対策となる訳です。反対に木造住宅の場合は、ストレスが無いように管理され、花粉をあまり飛ばさない樹齢50年のスギが利用されている為、花粉症には影響が少ないと言われています。

松匠創美の建てた家は、省エネルギー性能を考慮してきましたので、外気の影響を受けやすい玄関ホールには建具を計画し、風除室のような効果を持たせて来ました。この季節は花粉の流入を減らす効果もあると思うので花粉症の方へは風除室の計画がお勧めだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二

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メルマガ 2019/03/06

■ 第197号 ■ 家づくり雑記帖 「坂の上の光あふれる家」

■ 第197号 ■ 家づくり雑記帖 「松匠創美の建てた家 坂の上の光あふれる家」

□・・───────────────2019年2月27日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは。設計を担当している田中です。今日は、松匠創美の建てた家をご紹介したいと思います。紹介する「坂の上の光あふれる家」は、細い坂の上に人知れずある広い場所に完成した長期優良住宅です。

 

「坂の上の光あふれる家」は、クライアントが元々暮らしていた住まいを建て替えての新築計画です。敷地は北斜面の細い坂道を登ってアクセスします。東南西の3方が鉢状に囲まれた場所で、日が昇るのが遅く、早く日が落ちる一方で、広い敷地は、北側の眺めが良く、空は広く、風抜けも良い敷地です。

 

家族構成はご夫婦にお子さんが2人の4人家族です。家づくりのご要望は、夏は温かく冬は涼しい、天井が高い明るい家です。また、当初は、それまでお住まいの家の庭側に新築する住み替え計画でしたが、打ち合わせを重ね、お子さんの遊び場となっていた日の当たる南側の広いお庭を残し、リビングと一体的に利用できる建替え計画とする事になりました。

 

玄関は建物の北側です。玄関ポーチからは坂の下の街並みや山が見渡せる景色の良い場所です。玄関に入り靴脱ぎ場の左右には収納力の高いウォークイン式の収納を計画しました。玄関ホールから引き込み式のガラス戸を開けると、広くて明るい大きな吹抜のあるLDKに出ます。LDKにはTVコーナー、ダイニングテーブルの他、畳コーナー、デスクコーナーがあり、奥様ご要望の対面キッチンからは、遊び場となっているお庭も含めて全体を見渡す事ができます。2階への階段もLDKに計画しました。2階にはLDKと一体の大きな吹抜があり、その吹抜に面してホール、開口で接している子供室、その上のロフトと、いつも吹抜を通して家族が一緒にいる事を感じられる様になっています。
吹抜は、室内干しするスペースでもある為、ランドリースペースが2階ホールになりました。子供室は、現在2室1室の大部屋となっていて、将来2つに分ける予定です。主寝室は北側です。窓からは朝の陽に照らされた眼下の街や山々が臨めます。

ロフトは、吹抜、子供室、主寝室ともつながっていて、煙突効果の換気だけではなく、南北への風の通り道にもなる事を期待しています。

 

「坂の上の光あふれる家」は、その名の通り、細い坂道を登った先にある敷地だったため工事は困難でしたが、クライアントの家づくりへの思いのお蔭で実現することができました。
ありがとうございました。

「坂の上の光あふれる家」の画像はコチラです。

設計:久保歩美・田中伸二

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メルマガ 2019/01/30

第196号 ■ 家づくり雑記帖 「省エネ基準の義務化先送り」

■ 第196号 ■ 家づくり雑記帖 「省エネ基準の義務化先送り」

□・・───────────────2019年1月30日

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こんにちは。設計を担当している田中です。今日は2019年最初のメールマガジンとなります。本年も宜しくお願いします。
先日、エネルギー消費性能基準への適合義務が先送りという報道がありました。そんな中、先週、環境建築セミナーに参加してきましたので、今日は「省エネ基準の義務化先送り」について書いてみたいと思います。

建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)の改正により省エネルギー性能基準が変わり、平成32年(2020年)までに住宅を含む新築建築物について、段階的にエネルギー消費性能基準への適合が義務化していく予定でした。

義務化される予定だった省エネルギー消費性能は、これまで一般的な性能と考えられていた断熱材や窓の性能ではクリアできない基準になります。これまで以上に断熱材や窓の性能を高め、給湯冷暖房の機器効率等を高めなければ基準を満たす事はできません。義務化されていない現在では、現行基準への達成率が半分といわれています。また、義務化への反対意見も多いようです。

そこで、こういった状況を見据えて、昨年9月より審議会が開始され、義務化へ向けての「建築主への説明制度の創設」が検討されています。
検討されている内容は、設計者は建築主に対して、計画されている住宅の省エネ基準への適否等を説明し、省エネ性能の向上策についても提案する事です。

一方で家を建てる立場としては、法律で省エネ性能の向上をしないとならない事は理解したけど、メリットには、どんな事があるか知っておきたいところだと思います。

大きなメリットは2つあります。
一つ目のメリットは光熱費の削減です。冷暖房で言うと、外気温度の影響を受けにくく、夏は部屋を冷やしやすく暑くなり難い。冬は窓からの太陽熱を利用して暖めやすく夜は冷えにくい。冷暖房費の削減になります。
もう一つのメリットは健康維持です。室内の温度差が減るためヒートショックによる家庭内事故、血圧上昇、動脈硬化も低減します。結露が減ることでアレルギーが抑制されます。

実は、この2つのメリット以外にも目に見えにくい大きなメリットがあります。
寒いから、暑いから、といった気持ちが減り、自然と行動力が増し、家事も趣味も遊びも勉強も、親子のコミュニケーション良くなると考えられているのです。

松匠創美では、以前から基準を満たした住宅を造ってきました。クライアントからは、「温かいです」「夏もエアコンちょっとしか使いません」といった喜びの声を頂いています。

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メルマガ 2018/12/26

■ 第195号 ■ 家づくり雑記帖 「水道の凍結」と「年末年始の休業」

■ 第195号 ■ 家づくり雑記帖 「水道の凍結」と「年末年始の休業」

□・・───────────────2018年12月26日

木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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こんにちは。設計を担当している田中です。今年の秋から冬にかけては、寒波が来たり、小春日和になったりで、事務所近くの木々たちもハッキリと紅葉できずに年末になってしまった気がします。年末年始は再び寒波が日本列島に居座るとの事なので、今日は「水道の凍結」について書いてみたいと思います。

年末年始の寒波では、南関東の海沿いの県でも-1度になることが予想されているようです。南関東の神奈川県でも、山間部など寒い地域の冬季には、水道管が破裂する事があるので対策が習慣になっていますが、温かい地域に住んでいると寒波で水道管が破裂する事を知らない。という事も良くあります。

水道管の破裂とは、気温が-4度になると水道管の中の水が凍り、水の体積が増して水道管自体に亀裂が入ってしまう現象です。海沿いの県でも山に近い地域や、風が良く吹き抜ける地域、家の北側では、-4度以下になる事があるので、寒波が来る時は水道管が破裂しないように対策をする必要があります。

屋外にある水道管には保温チューブが巻いてあります。(ただし、古い家にお住まいの場合は巻いていない事もあります。)保温チューブが巻いてあれば、管内の水が凍り難いので大丈夫なのですが、蛇口自体は露出してしまっています。蛇口が寒冷地用でない事が多い関東の海沿いの地域の場合は、この蛇口の水が凍らないように夜になる前に対策をします。
対策方法は、タオルを用意し保温材代わりに蛇口を覆います。更にタオルが落ちない用にビニールテープ等で巻き付けます。雨や雪が降りそうな場合はビニールを被せておくのもお勧めです。また、水道メーターの中の水も凍る場合があるので、水道メーターのボックスの中にタオルを入れて蓋をして閉めておくこともお勧めです。

お正月休みは、業者の動きも止まるので、水のトラブルがないようにお過ごし頂けたらと思います。

設計:久保歩美・田中伸二

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年末年始休業のお知らせ
今年も松匠創美のメルマガを購読いただき、ありがとうございました。
メルマガ発行に当たっては公共機関の情報を元に、解釈し、文章を書くようにしております。今後も少しでも解りやすくお伝えできるよう努めていきますので、引き続き宜しくお願いします。
年末年始の休業は、2018年12月29日(木)から、2019年01月06日(日)となっています。
2019年1月7日(月)より通常業務いたします。
来年も皆様にとって良い年になるようお祈り申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えください。

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松匠創美では、これまで地震に強く、エネルギー効率のいい家をクライアントと打ち合わせを重ねることで建てて来ました。クライアントによっては予算を追加する事で長期優良住宅の補助金が得られる場合いは長期優良住宅の認定を取得してきましたが、実は

つまり認定低炭素住宅とは、2020年に義務化される事が決まっている改正省エネ基準で、早くから建てる新築住宅には税制等で優遇しましょうという制度とも言えます。