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松匠創美ブログ

‘まちの建築のこと’ カテゴリーのアーカイブ

2011/12/10

二宮まち歩きⅡ

今日は、二宮へまち歩きに行ったつづきです。

降り続ける雨の中、次に向かったのは、

ラディアン(生涯学習センター)です。

こちらでちょっと早いお昼のお弁当をいただきました。

この施設、文化ホールや図書館が併設された立派な施設で、

まるで一級建築士試験で出題されそうな規模の建物を

実際に体感していることに感慨深いものがありました。

その後、二宮層(地層)から採石された石を利用していると言う

旧家や、石庭を拝見して、今回のまち歩きの目的地、

旧吉田五十八邸へ、しかし内覧させていただいたのではなく、

隣地から屋根だけ拝見させていただいたのみです。

現在は、個人邸になっていて公開されていないそうです。

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庭園のみどりの中に紅葉がとても美しく、

この一体は周囲とは別世界のようでした。

2011_1203CI

吉田五十八氏とは、日本の伝統建築の美に着目し、

新興数奇屋と呼ばれる新しいスタイルを築いた建築家で、

吉田茂邸、岸信介邸など数々の歴史的建造物を残しています。

二宮のまち歩きは、もう少し続きます。

2011/11/29

イブリー・ギトリス

日曜の夜、現役最高齢、89歳のヴァイオリニスト

イブリー・ギトリス氏のリサイタルへ行ってきました。

2011_1127AA

場所は、上野の東京文化会館、小ホールでした。

以前、このブログで大ホールをご紹介致しましたが、

小ホールへは、今回初めて入りました。

近年には見られない空間の取り方で、大ホールとはまた一味違う、

落ち着きがあり、とても独特な雰囲気のホールでした。

特に、照明の配置が気に入りました。

画像 022

また、演奏も、その最初の1音から、独特のものでした。

共演のピアニスト、ヴァハン・マルディロシアン氏との息もピッタリで

来年は90歳、さすがに登場の際、歩くその姿は、

少しお年を召していらっしゃることを感じましたが、

演奏を始めてしまいましたら、それを感じさせることなく、

 単に年を取ったのではなく、歳を重ねて来られた方の

奥行きの深さと、ゆるみが、それは素晴らしく、響きました。

この機会を得られたことは、とても幸せなことだったと思います。

2011/07/25

東京文化会館

昨日は、久しぶりに上野の東京文化会館へ

アメリカン・バレエ・シアターの「ドン・キホーテ」を観に行きました。

小学生の頃、初めてバレエを観たのがこのホールで、

ホワイエできれいに着飾った大人たちが、談笑する姿を見て、

その華やかさにドキドキしたことを覚えています。

ちょうど、夏休みに入ったこともあるのでしょうか、

小学生くらいのお子さんの姿が多く見られ思い出しました。

2011_0725AC

そんな東京文化会館も、今年、50周年を迎えるそうです。

マチネだったこともあり、休憩時間をホワイエで過ごすしていますと

外部とのつながり感を強く意識した造りであることに気づき、

最近ではこのような造りのホールは少ないような気がします。

また、いい意味で、西洋建築に日本文化が融合していて、

とてもいい空間が演出されています。

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この独特の雰囲気を持つ音楽堂は前川國男さんの設計です。

2011/07/22

ハウス オブ フレーバーズ 2

昨日は、料理研究家、ホルトハウス房子さんのお店

「ハウス オブ フレーバーズ」の建築について触れましたが、

その際、お店の方のご好意で、

母屋の日本庭園も見学させていただきましたので、

今日は、そのお庭について書きたいと思います。

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斜面地を活かしたお庭の中腹には、東屋があります。

2011_0721AO

そして、母屋の脇にあるテラスには、椅子が設えてあり、

斜面に広がるお庭全体を眺めることが出来るようになっています。

2011_0721AQ

そのテラスからは、石積みの階段が上へと伸びていて、

そこを登りきると、展望台のようになっていました。

2011_0721AU

とても自然な感じでありながら、

細部に至るまで、丁寧な仕事がされているお庭は、

散策していて、とてもワクワクするものでした。

見学をさせて下さったことに、心より感謝いたして居ります。

ありがとうございました。

2011/07/21

ハウス オブ フレーバーズ

今日は打合せで鎌倉山まで出掛けました。

その帰りに、ちょっとだけ寄り道をして、建物探訪。

建築家 斉藤裕さん設計の鎌倉山の家。

ここは料理研究家、ホルトハウス房子さんのお店

「ハウス オブ フレーバーズ」になっています。

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建物の屋根は、シンボルツリーの葉をイメージしているのだと、

お店の方が教えてくださいました。

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屋根がスチールとガラスによって壁から浮いたように見えます。

内部からは外の緑が見え、

木々に包まれて居ることを感じることが出来ます。

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入口を入ると、大変印象的な階段が、

曲面の壁に沿って設けられています。

手摺のラインが、なんとも美しいラインを描いています。

2011_0721AM

ちょうど斜面地に建っていますので、

大きな窓から目に入る景色は、一面緑で、

鎌倉に居るのを忘れてしまいます。

とても上質で、素敵な建物でした。

2011/06/15

京都のつづき – その3

今日も引き続き、先日、京都観光させてもらった時のことです。

最後に、田中のリクエストで、もう一ヶ所行ってきました。

そこは、三十三間堂です。

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今回改めて、足を運び頭に浮かんだことは、

整然と立ち並ぶ、1001体という圧倒的な観音様の数と、

それを納めるために建てられた長いお堂は、

どのような発想から実現に至ったのか?

常識の範囲を超える、発想の凄さでした。

1千体の等身立像は、表情や体型が一体一体違います。

そして、裏側に納められた傷だらけの一体の像は、

造像の為の寄付を集めるために

全国を担いで廻ったものだそうです。

また、中央に位置する中尊は、とても良い表情のお顔立ちで、

ずっと見ていたい気持ちにさせてくれるものでした。

ただ、そうも言って居られませんので、帰路へ着くことに。

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すると京都駅近くで、何やら大きな建物が見えてきました。

よく見てみましたら、現在改修中の東本願寺でした。

修復が終わった頃、また京都へ来たいと思うのでした。

2011/06/14

京都のつづき – その2

昨日に引き続き、京都観光のことです。

実は学生の時に一度、訪れてから、ずっとまた行きたいと

思っているところがありまして、今回はその念願が叶いました。

清水寺から向かいましたのは、目的の智積院です。

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こちらのお庭が、大変に素晴らしく、脳裏に焼きついて居りまして、

今回、見ごろのと言われている、つつじの季節に

また、訪れるコトができたことは、たいへんに幸せなことでした。

これぞ、本物の借景を生かしたお庭です。

そんなに広くはないお庭なのですが、

雄大さを感じさせる奥行き感があります。

そのため、眺めていて、飽きることがありません。

暫し、腰を下ろし、堪能いたしました。

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また、こちらへ行きたかったもうひとつの理由は、

田渕俊夫画伯の襖絵を鑑賞したかったからです。

田渕さんの襖絵は以前、シャープのアクオスのCMに

使用されていたこともある、それです。

ギャラリーで複製画を見たときに

「このひとは、きっと夏に生まれたはず」と感じて、

図録で確認しましたら、やはり夏生まれでした。

今回実物を拝見しても、襖絵からは、それが伝わってきて、

同じ夏生まれとしてとても共感を覚えました。

智積院では、幸福な時を過ごすことができました。

2011/06/13

京都のつづき

先週、滋賀へ工場見学へ行った際に、お隣の京都で、

暫し観光をさせていただきました。

修学旅行でも京都へ来ていない田中も同行していましたので、

先ずは、清水寺へ。

道中のまち並みは、京都の雰囲気を味わうことが出来ました。

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ちょうど、修学旅行シーズンのため、清水寺が近づくにつれ、

揉みくちゃにされながら、到着です。

2011_0609AQ

今回改めて、写真左から右へ舞台がだいぶ傾斜していることを

体感し、結構な恐怖心を覚えました。

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また、舞台の下へ回ってみますと、

緑のモミジと、丁寧に組まれた木組が、とても美しく見え、

下からの景色も中々良いものであることを知りました。

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そして、周辺の石積は「良くぞこれだけ積みました」

という位に高く、ギッシリと緻密に積まれていて、

この辺りが、大変な傾斜地であることを感じさせてくれました。

2011/06/10

京都駅

昨日は、滋賀県にあるエネファームのPanasonic工場へ

工場見学へ行ってきましたことを書きましたが、

移動は、京都経由で新幹線を利用しました。

京都へは久しぶりで、駅が新しくなってからは初めてでした。

今回案内をしてくださった東京ガスの営業の方に、

「京都駅には、0番線があるってご存知ですか?」と言われ、

歩いていきますと、0番線のプラットホームが見えてきました。

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この景色は、たいへん印象的でした。

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こちらのエントランスも、空間が贅沢に使われています。

これが京都の景観を投げ打ってでも造りたかった建物でしたか。

この挑戦的な建物は京都ではない、

このスケール感を必要としているどこかで、

実現させることは出来なかったのだろうかと、

少々恨めしく思う気持ちを、拭いきれませんでした。

2011/04/25

相応しい用途は・・・

山はまだ、桜の絨毯がきれいです。

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今から少し前のまだ寒い頃のことです。

地下鉄日比谷線の神谷町駅を降りて、

飯倉の交差点へ向かって歩いていました。

すると前方に、何やら異様なエネルギーを発する、

黒い塊が見えて来ました。

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段々と近づくに従って、どうやらそれが、

間違いなく建築物であることが判明します。

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それは白井晟一さんが設計されたノアビル(1974年)でした。

白井晟一さんはこの業界で、好きな建築家に

名前をあげる方がとても多い建築家です。

初めて、実物を拝見しました。

建物の足元に立ってみました所、

正直、この建物の中へ足を踏み入れたいとは思えませんでした。

入ったら2度と出て来られないような恐怖心に襲われます。

テナント募集と看板が出ていましたが、理解できる気がしました。

ただここまで、圧倒的な威圧感を発している建物は

他にはそうないような気がしますので、

この建物に相応しい用途が見つかれば良いのにと思うのでした。