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松匠創美ブログ

‘耐力壁ジャパンカップ’ カテゴリーのアーカイブ

2016/10/06

第19回 木造耐力壁ジャパンカップ-4

少し間が空いてしまいましたが、

今日は、今年の耐力壁ジャパンカップ予選1日目を

見学してきた際のお話、まとめです。

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写真は『歩夢(あむ)ちゃん』が完成したところです。

組み立て時間が短く、材料費も抑えられていますが、

やや、耐力不足感は拭えません。

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一方、『軌条(きじょう)』の出来上がりです。

組み立てに1時間2分30秒と、

制限時間を2分30秒超えてしまいましたが、

見るからに強靭な耐力がありそうです。

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割裂防止を狙ったファイバーテープも

もちろん考えられた位置に巻かれています。

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壁の高さを自由に変更できるように、

中間梁を金輪で固定しているのですが、

寸法をタイトに仕上げているため、嵌めるのに苦労していました。

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一番大変そうだったのが長ビスの固定ですが、

その中にも、細かい工夫がありました。

それは、柱を土台に固定している4本の長ビスが、

柱のホゾに対して直行に打ち込まれるように

柱のホゾを、45度回転させ、割裂しにくくしてあります。

今年で19回と回を重ねてきた大会ですが、

高さ3m、巾91cmの壁の中で

こんなに沢山の創意工夫が生まれ続けていることが、

とても興味深いところです。

来年も行われることを楽しみに待ちたいと思います。

木造耐力壁ジャパンカップのFacebookもありますので、

お時間があれば、ご覧になってみて下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2016/09/29

第19回 木造耐力壁ジャパンカップ -3

今日も今年の耐力壁ジャパンカップのお話です。

初日に組み立てを行ったもうひとチームは、

会場になっている日本建築専門学校です。

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(株)ポラス暮らし科学研究所による耐力壁『軌条』の

組み立てが続いている中、そのお隣で作業開始です。

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今年の耐力壁の名前は『歩夢(あむ)ちゃん』です。

4本の柱を貫くように通し抜きを設け、

その最上部と最下部には、無垢の松板を落とし込み、

左右には檜の板を編むように取付けてあります。

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固定は樫の込み栓のみで、非木材は使用していません。

日本建築専門学校では、実技を学んでいることもあり、

いつも学生さんとは思えない的確な動きをみせて、

感心させられるのですが、今回もいい動きで、

順調に完成させてしまいました。

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一方、高い耐力を持つ壁にすることを狙っている

『軌条』は、固定するための部材が多く使用されていて

組み立てに時間がかかります。

そこで、先に完成した『歩夢(あむ)ちゃん』から

荷力試験を行うことになりました

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壁単体に荷力をして、1/60ラジアンか

47.2mm倒れるところまでの耐力を測定します。

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グラフが急角度で上っていく壁程、初期剛性が高く、

『歩夢ちゃん』は反対のゆるい壁ということが分かりました。

予選突破は、中々厳しそうです。

耐力壁ジャパンカップの話は、もう少し続きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2016/09/27

第19回 木造耐力壁ジャパンカップ‐2

昨日に引き続き、木造耐力壁ジャパンカップについてです。

今年の参加耐力壁は、10体でしたので、

8体による決勝トーナメント進出をかけて、

1日目は2体の耐力壁による予選が行われました。

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レフリーの合図で組み立て開始です。

1体目は、木造耐力壁ジャパンカップの協賛企業

(株)ポラス暮らし科学研究所さんの軌条(キジョウ)です。

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材料は、事前に組み立て易いように配置して置きます。

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土台の黒い部分は、割裂防止を狙って

グラスファイバーテープを巻きつけています。

このテープは、耐震補強の際に使われたりもします。

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耐力壁の基本部分は横に寝かして組み立てていました。

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その基本部分が組みあがったところで土台の上に建て、

両サイドの柱も建ててから、上部に桁を落とし込みます。

基本的なかたちが組みあがりましたら、固定です。

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固定するのは、30センチ前後の長いビスですし、

かなりの数をねじ込まなければなりませんので、

インパクトドライバーでさえ、焼け付いてしまいそうでした。

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作業を終えた人から掃除をし、脚立など

使用した道具類を所定の場所へ片付け、組み立て終了です。

次回は、もう一体の耐力壁をご紹介いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2016/09/26

第19回 木造耐力壁ジャパンカップ

今年も先週の3連休に富士の裾野にあります

日本建築専門学校におきまして、

第19回 木造耐力壁ジャパンカップが開催されました。

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これまで第12回大会より毎年欠かさずに足を運び

その様子はブログでもご報告して参りましたが、

昨年はすみません、決勝トーナメント1回戦までしか

ご紹介せずに今年の大会を迎えることになってしまいました。

そこで、今年は少し趣向を変えまして、

決勝トーナメントではなく、予選を観戦して参りましたので、

その様子をご報告をさせていただきたいと思います。

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まずは搬入された材料の梱包を解き、

実際に搬入された材料と提出されたデータシートとの

整合性を確認します。

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次に環境負荷も審査対象になっておりますので、

持ち込まれた材料の種別ごとに重量計測します。

IMG_4008

計測を終えましたら組み立てを行うために

会場に指定された5.5m四方の所定の位置に

全ての材料、工具を移動します。

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事前に桁は上部に吊るしておきます。

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施工時間は1時間を限度とし、それを超えて要した時間は、

3倍にして加算されます。

あまりに複雑すぎる壁は耐力壁として実現が難しくなるため、

実現可能な壁を目指して設けられたルールです。

また、作業中はレフリーが配置され、

危険行為と判断された場合には、警告の笛が鳴らされ、

2回以上吹かれるとペナルティがあります。

これは実際の施工時に事故なく作業を行う必要があることから、

設けられたルールです。

ここまで前置きが長くなってしまいましたので、

実際の組み立ての様子は、次回ご紹介いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2016/06/13

耐力壁・接合部の実験と評価方法

松匠創美ブログを長くお読みいただいている方には

もう、お馴染みの写真かもしれませんが、

写真は、耐力壁の強度試験を行うところです。

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しかし今回は、いつもの耐力壁ジャパンカップのように

2体の壁が対決するのではありません。

先週末、建築基準法に定められている

壁倍率2倍の筋違い壁と、2.5倍の体力面材壁に

それぞれ加力する実験を見学して参りました。

近年の耐力壁ジャパンカップでは、

合板や金物を使用していないしなやかな壁が多いため

今回は合板の動きに注目してみました。

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試験は、左右へ同じ変形角まで3回ずつ加力し

徐々に変形角度を増していきます。

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家づくりに使用している耐力壁が

実際にどのような挙動を示すのか、気になるところです。

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合板の体力面材壁は硬いので、

加力をくり返すうちに徐々に剥がれてきます。

しかし、写真のような一般的な貼り方をした場合、

釘が想像以上に粘ることがよくわかりました。

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その際、釘がめり込むもの、ずれるもの、外れるものと

一様ではない様子も興味深かったです。

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そして、もう一つ、柱脚金物の試験も見学しました。

柱は、写真のように左右に揺られますと、

土台にめり込んだり、土台から浮き上がったりします。

そのため柱が外れないように、基礎や土台に

金物でしっかりと固定する必要があります。

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その際にかかる荷重に耐え得る金物か

試験を行い確認します。

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金物を取り付けた短柱の足元です。

写真はすでに引っ張った後で、金物が歪んでいます。

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実験は、このような装置で行われます。

とてもいい経験になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2015/09/02

第18回木造耐力壁ジャパンカップ‐4

昨日に引き続き、今日も8月8日・9日・10日に

日本建築専門学校にて行われました

第18回木造耐力壁ジャパンカップの対戦を

ご紹介したいと思います。

2015-08-10 12.41.24

決勝トーナメント1回戦、最後の対戦は師弟対決で、

左、㈱ポラス暮し科学研究所 『板挟み』対

右、ポラス建築技術訓練校 『めりかべ(仮)』です。

2015-08-10 12.40.58

ポラスグループは、埼玉の地域密着型パワービルダーです。

㈱ポラス暮し科学研究所さんは、その技術研究所で、

ポラス建築技術訓練校では大工さんを育成しているそうです。

今回、伺いましたところ、自社の新築物件の建て方は

すべて自社の大工さんが行っているとのことでした。

この職人不足の折、素晴らしいことです。

さて、師弟対決、師の『板挟み』はすべてヒノキ材を用い、

挟み込みの複合柱に足元はオリジナルの金物を使用し、

今年もトーナメント優勝を狙っています。

2015-08-10 12.41.10

一方、弟の『めりかべ(仮)』もヒノキ材を目一杯使用した

隙間のない壁で、めり込みによる耐力を最大限に活かし、

足元のみLVLを使用することで、金物は使用していません。

2015-08-10 13.04.11

この対戦、同じヒノキ材を使用し、

柱柱間を木材が埋めている加減も

似ているようですが、左『板挟み』が倍くらい強く、

右の『めりかべ(仮)』が粘りをみせましたが、最終的に

上下の横架材が破断し、『板挟み』が勝利を納めました。

2015-08-10 13.04.18

材がめり込むように接合を工夫したそうで柔軟性もあり

最後まで粘りをみせましたが、さすがにこの材積では、

剛性が高く、上下の横架材が持ちこたえられませんでした。

2015-08-10 13.06.01

土台も桁も激しく破断しました。

2015-08-10 13.06.08

師匠の貫録勝ちでした、次回に期待しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2015/09/01

第18回木造耐力壁ジャパンカップ‐3

前回から少し間があいてしまいましたが、今日は

8月8日・9日・10日に日本建築専門学校にて行われました

第18回木造耐力壁ジャパンカップの対戦をご紹介します。

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決勝トーナメント1回戦みっつ目の対戦は、

左、東京工業大学 坂田研究室 篤志隊 『Y、矯正中』対

右、日本建築専門学校 『アナダラケ』です。

2015-08-10 11.52.29

左の壁 『Y、矯正中』は引き独鈷(ひきどっこ)を使用し、

斜材と貫を共存させつつ、柱脚の負担軽減を図っています。

*引き独鈷とは、金物を使用せず木材と木材を

接合する際に用いられる仕口のひとつです。

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一方右の壁 『アナダラケ』は、斜材を使用せず、

太い貫のみのシンプルなデザインになっています。

こちらも金物を使用せず、雇いホゾや鼻栓(楔)で

部材を留めています。

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対戦は序盤、斜材を使用している『Y、矯正中』の初期剛性が高く、

先行しますが、徐々に 『アナダラケ』がその粘りをみせ、

互角の勝負を展開していたのですが、

『Y、矯正中』の足元が耐え切れず浮き上がったことで桁が破断し、

『アナダラケ』が勝利を収めました。

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柱は縦に割け、桁は完全に折れてしまっていました。

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白熱した対戦に手に汗握り楽しみました。

最後までお付き合いただき、ありがとうございました。

2015/08/20

第18回木造耐力壁ジャパンカップ‐2

今日も8月8日・9日・10日に日本建築専門学校にて

行われました第18回木造耐力壁ジャパンカップのご紹介です。

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決勝トーナメント1回戦ふたつ目の対戦は、

滋賀職業能力開発短期大学校の『Aegis(イージス)』対

kiba 勝 timbers(東大農学部)の『いたまさん』です。

2015-08-10 10.59.09

滋賀職業能力開発短期大学校は総合3連覇中の強豪で、

これまで粘りの壁で総合優勝を重ねてきました。

2015-08-10 10.59.26

対する『いたまさん』は、予選で最大耐力を出し勝ち上がって来た、

今大会最も堅い壁です。

見た目にもその密度の違いがよく判ります。

2015-08-10 11.09.11

この対戦、予測では右の『いたまさん』は剛性が高く動かず、

左の『Aegis(イージス)』は大きく変位しながら壊れずに粘り、

勝負は、変位量の差で『Aegis(イージス)』が敗れる

との想定だったのですが、左の『Aegis(イージス)』、

今年は粘りだけでない硬さも兼ね備えた壁をめざしてきた

と言う成果と、右『いたまさん』の剛性が高すぎたことにより

土台が破断して、左の『Aegis(イージス)』が勝利を納めました。

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『いたまさん』さすがにこれだけ剛性が高いと足元が厳しいです。

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しかし、柱脚補強材としてウリン材を使用するなどして、

金物を使用せずにこれだけの剛性が出せると言うのは、

素晴らしいことです。会場もどよめく見応えのある対戦でした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございまた。

2015/08/19

第18回木造耐力壁ジャパンカップ‐1

今年の耐力壁ジャパンカップは8月8日・9日に予選、

10日に決勝が、日本建築専門学校にて行われました。

今年も残念ながら決勝一日の観戦になりましたが、

見応えのある白熱した、いい戦いが繰り広げられましたので、

各対戦ごとにご紹介をしていきたいと思っております。

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最初の対戦は、左側、木考塾の『びわ湖1号』対

右側東京理科大学永野研究室野田ソイソー’sの『板杉くん』

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木考塾は、滋賀の建築士、工務店、大工さんほか職人さんが

在来木造住宅を研究する会とのこと、今回が初参戦です。

社会人チームらしく、実践的貫工法を発展させた壁で

足元はホールダウン金物で固定してあります。

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対する東京理科大学永野研究室野田ソイソー’sも

今回が初参戦になります。

ヒノキとスギで構成されたシンプルな壁は、

貫工法にスギの面材をはめ込んだもので、金物未使用です。

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対戦の結果、右側『杉板くん』の足元が破断したことで、

変位が大きくなり、左側『びわ湖1号』が勝利しました。

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添え柱と面材の強さに対して、

足元の長ホゾ込み栓が頑張りきれなかったようです。

節と込み栓位置の関係もあまり良くなかったかもしれません。

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また、中央部分のスギの面材もかなり効いているようで、

柱が繊維と直行方向に割けているのに驚きました。

初参戦同士の対決は、木考塾に軍配が上がりました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

2014/12/11

第17回木造耐力壁ジャパンカップ-7

今日の葉山は午前中、

この時期にしては珍しいくらいの激しい雨が降りました。

昨日、気象庁より 「エルニーニョ現象が発生しているとみられる」

との発表がありまして 「ただし、大気の状態には

エルニーニョ現象時の特徴が明瞭には現われていない」が、

「冬の間はエルニーニョ現象が続く可能性が高い」とのこと。

今年の冬は暖冬になるのか、今後が読みにくくなったようです。

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今日は、木造耐力壁ジャパンカップ2014のまとめになります。

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トーナメント優勝をした『螺旋力Ⅱ』の解体は、

超ロングビスをいかに早く抜くかにかかっています。

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超ロングビス用に用意された充電ドライバーです。

斫り機のようにサポートできるハンドルが付いて、

しっかり固定ができるので長いビスが抜きやすいようです。

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抜いた後を見てみますとこんなにたくさんのビス穴があります。

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総合優勝には、中央のひと際大きなトロフィーが贈呈されます。

ことしは、滋賀職業能力開発短期大学校『エクスカリバー』が

施工性も良く、環境負荷も抑え、トロフィーを獲得しました。

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今大会は、社会人チームが振わなかったのですが、

大会が盛り上がるためにも来年は期待しています。

出場されたチームの皆様、お疲れ様でした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。